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複雑な技術社会において人間のニーズを満たすエンジニアリングシステムズ

Engineering Systems
エンジニアリングシステムズ 複雑な技術社会において人間のニーズを満たす

A5判 248ページ 並製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-7664-2110-1 C3050
奥付の初版発行年月:2014年02月 / 発売日:2014年02月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

21世紀のエンジニアに求められるものとは,いったい何か。

▼通信,交通,電力といった大規模な社会基盤システムはこれから,人や社会の多種多様な要求に応えながら,いざというとき想定外の結果にも速やかに対処できなければならない。

▼待望の邦訳! シリーズ第一弾

著者プロフィール

オリヴィエ・L・デ・ヴェック()

マサチューセッツ工科大学教授。

ダニエル・ルース()

マサチューセッツ工科大学。

クリストファー・L・マギー()

マサチューセッツ工科大学。

春山 真一郎(ハルヤマ シンイチロウ)

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。
1957年生まれ。1981年東京大学理学部物理学科卒。米国カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了,テキサス大学オースティン校博士課程修了,理学博士。米国ベル研究所研究員,ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャ,慶應義塾大学理工学部情報工学科客員教授,訪問教授を経て,2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授,現在に至る。電子情報通信学会フェロー。

神武 直彦(コウタケ ナオヒコ)

慶應義塾大学准教授。
1973年生まれ。1998年慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程修了。2005年同大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。宇宙開発事業団開発員,宇宙航空研究開発機構主任開発員,欧州宇宙機関研究員を経て,2009年より慶應義塾大学准教授,現在に至る。アジア工科大学訪問准教授。米国PMI PMPおよびiNTACS ISO/IEC 15504 Assessor。

白坂 成功(シラサカ セイコウ)

慶應義塾大学准教授。
1969年生まれ。1994年東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。2012年慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士課程終了。博士(システムエンジニアリング学)。三菱電機株式会社を経て,2008年より慶應義塾大学准教授。米国PMI PMP。ISO JTC1 SC7 WG42主査。

冨田 順子(トミタ ジュンコ)

国際航業株式会社。
1993年東京大学工学部都市工学科卒業。川崎製鉄株式会社(現JFEホールディングス)勤務。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校修士,IT大学コペンハーゲン校修士,慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科勤務。現在は国際航業株式会社勤務。一級建築士,米国公認会計士。

上記内容は本書刊行時のものです。

【著者】
オリヴィエ・L・デ・ヴェック
マサチューセッツ工科大学教授。

ダニエル・ルース
マサチューセッツ工科大学。

クリストファー・L・マギー
マサチューセッツ工科大学。

【監訳者】
春山 真一郎(はるやま しんいちろう)[5,6章]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。

【訳者】
神武 直彦(こうたけ なおひこ)[1,2章]
慶應義塾大学准教授。

白坂 成功(しらさか せいこう)[3,4章]
慶應義塾大学准教授。

冨田 順子(とみた じゅんこ)[7,8章]
国際航業株式会社。

目次

序論
 本書が生まれた背景
 本書の構成
 MITとの関係
 謝辞

第1章 発明からシステムまで
 1.1 発明の天才
 1.2 結合されはじめた発明
 1.3 ネットワークとインフラストラクチャー
 1.4 想定外の結果
 1.5 増えるシステム間の相互作用
 1.6 エンジニアリングからエンジニアリングシステムズへ

第2章 エンジニアリングシステムとは何か
 2.1 変化するエンジニアの役割
 2.2 定義
 2.3 エンジニアリングシステムを特徴づけるその他のものは何だろう
    か?
 2.4 機能タイプ

第3章 システムに関する(再)考察
 3.1 (再)洞察という観点
 3.2 規模と範囲
 3.3 機能
 3.4 構造(またはアーキテクチャ)
 3.5 時間的広がり
 3.6 社会的複雑さの統合
 3.7 複雑な因果関係

第4章 エンジニアリングシステムのライフサイクル特性「イリティ」
 4.1 単に「作動すること」だけでない重要性
 4.2 品質
 4.3 安全性
 4.4 ユーザビリティ/運用性
 4.5 保守性/信頼性
 4.6 拡張する視野
 4.7 イリティ間の関連性
 4.8 柔軟性
 4.9 復元力
 4.10 相互運用性

第5章 エンジニアリングシステムズのモデル化および分析
 5.1 システムの規模と範囲の定義
 5.2 機能の記述と実現
 5.3 システム構造の分析
 5.4 システムの振る舞いの時間的広がりの定量化

第6章 部分的デザインと部分的進化
 6.1 エンジニアリングデザインに対する人工物デザイン規模の影響
 6.2 大規模な社会技術に関する例:トヨタ生産方式
 6.3 部分的にデザインされ、部分的に進化した配電網
 6.4 部分的にデザインされ、部分的に進化したボストンの交通システ
    ム
 6.5 部分的にデザインされ、部分的に進化したインターネット
 6.6 大規模な社会技術的デザインの特徴と将来

第7章 エンジニアリングシステムズ研究および教育
 7.1 エンジニアリング教育の略史
 7.2 エンジニアリング教育の新局面
 7.3 学術機関において増加するエンジニアリングシステムズの影響
 7.4 大半の伝統的なエンジニアリング教育が重点を変更
 7.5 明らかになった個別性の問題
 7.6 学界の他の統合領域からのチャレンジ
 7.7 将来のエンジニアリングシステムズのカリキュラム

第8章 将来の可能性
 8.1 壮大なチャレンジ
 8.2 成功のイネイブラ
 8.3 将来へのシナリオ
 8.4 エンジニアリングシステムと(再)洞察という観点はどこに向
    かっているか?
 8.5 専門領域としてのエンジニアリングシステムの将来はどうなる
    か?
 8.6 グローバル規模のシステムのシステム?

付録 エンジニアリングシステム用語集

 索引
 訳者略歴


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