西洋活字の歴史 グーテンベルクからウィリアム・モリスへ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-7664-2111-8 C3071
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 発売日:2014年03月下旬
美しい活字のかたちと歴史を学ぶ
グーテンベルク、ジャンソン、マヌティウス、グリフォ、ガラモン、キャズロン、バスカヴィル、ディド、ボドニ、ウィリアム・モリス……。
活版印刷の誕生から20世紀初頭までのすぐれた活字体を時代順に紹介。
インクのにじみが見えるほどの迫力あるオリジナル写真と明快な解説で、西洋活字のつくりと歴史を同時に学べるヴィジュアル・ブック。
スタン・ナイト(Stan Knight)
カリグラファー、カリグラフィとタイポグラフィの研究者。
1964年よりイギリスのカリグラフィ協会 (The Society of Scribes and Illuminators) 会員。1979~82年、会長を務める。著書に、『西洋書体の歴史――古典時代からルネサンスへ』 (慶應義塾大学出版会、2001年)など。
髙宮 利行(タカミヤ トシユキ)
慶應義塾大学名誉教授(中世英文学、書物史)。
1944 年生まれ。1966年慶應義塾大学経済学部卒業、1968年同大学文学部卒業、1970年同大学大学院修士課程修了、1973年博士課程単位取得退学、1978年ケンブリッジ大学博士課程修了。著作に、 Aspects of Malory, jointly edited with Derek Brewer (Woodbridge: Boydell & Brewer, 1981), 『西洋書物学事始め』 (青土社、1993年)など。
安形 麻理(アガタ マリ)
慶應義塾大学文学部准教授(書誌学、情報メディア)。
1976年生まれ。1999年慶應義塾大学文学部卒業、2001年同大学大学院修士課程修了、2003年ロンドン大学修士課程修了、2005年慶應義塾大学大学院博士課程修了。著作に、『デジタル書物学事始め――グーテンベルク聖書とその周辺』 (ネットワーク時代の図書館情報学) (勉誠出版、2010年)。
【著者】
スタン・ナイト(Stan Knight)
カリグラファー、カリグラフィとタイポグラフィの研究者。
【監訳者】
髙宮 利行(Toshiyuki Takamiya)
慶應義塾大学名誉教授(中世英文学、書物史)。
【訳者】
安形 麻理(Mari Agata)
慶應義塾大学文学部准教授(書誌学、情報メディア)。
目次
謝辞
まえがき
序論
中世の活字
A1 ヨハン・グーテンベルク | Johann Gutenberg
A2 ヨハン・グーテンベルク | Johann Gutenberg
A3 ヨハン・フストとペーター・シェファー |
Johann Fust & Peter Schoeffer
A4 ウィリアム・キャクストン | William Caxton
A5 エアハルト・ラトドルト | Erhard Ratdolt
イタリア・ルネサンスの活字
B1 シュヴァインハイムとパンナルツ | Sweynheym & Pannartz
B2 ニコラ・ジャンソン | Nicolas Jenson
B3 アルド・マヌーツィオ(アルドゥス・マヌティウス) |
Aldo Manuzio(Aldus Manutius)
B4 アルド・マヌーツィオ(アルドゥス・マヌティウス) |
Aldo Manuzio(Aldus Manutius)
B5 フランチェスコ・グリフォ | Francesco Griffo
B6 ルドヴィコ・デリ・アッリギ | Ludovico degli Arrighi
フランス・ルネサンスの活字
C1 シモン・ド・コリーヌ | Simon de Colines
C2 ロベール・エチエンヌ1世 | Robert EstienneⅠ
C3 クロード・ガラモン | Claude Garamont
C4 クロード・ガラモン | Claude Garamont
C5 ロベール・グランジョン | Robert Granjon
C6 ロベール・グランジョン | Robert Granjon
バロック活字
D1 ジャン・ジャノン | Jean Jannon
D2 ジャン・ジャノン | Jean Jannon
D3 クリストフェル・ファン・ダイク | Christoffel van Dijck
D4 クリストフェル・ファン・ダイク | Christoffel van Dijck
D5 ミクローシュ・トットファルシ・キッシュ | Miklós Tótfalusi Kis
D6 ミクローシュ・トットファルシ・キッシュ | Miklós Tótfalusi Kis
D7 ウィリアム・キャズロン1世 | William CaslonⅠ
D8 ウィリアム・キャズロン1世 | William CaslonⅠ
ネオクラシカル活字
E1 フィリップ・グランジャン | Philippe Grandjean
E2 ヨハン・フライシュマン | Johann Fleischman
E3 ピエール=シモン・フルニエ | Pierre-Simon Fournier
E4 ピエール=シモン・フルニエ | Pierre-Simon Fournier
E5 ジョン・バスカヴィル | John Baskerville
E6 ジョン・バスカヴィル | John Baskerville
合理主義的活字
F1 フィルマン・ディド | Firmin Didot
F2 ジャンバティスタ・ボドニ | Giambattista Bodoni
F3 ジャンバティスタ・ボドニ | Giambattista Bodoni
19世紀の活字
G1 リチャード・オースティン | Richard Austin
G2 ロバート・ベズリ | Robert Besley
G3 アレクサンダー・フェミスター | Alexander Phemister
プライヴェート・プレスの活字
H1 ウィリアム・モリス | William Morris
H2 T.J. コブデン=サンダースン | T.J. Cobden-Sanderson
H3 C.H. セント・ジョン・ホーンビィ | C.H. St. John Hornby
用語註解
参考文献
監修者のことば 髙宮利行
訳者あとがき 安形麻理
索引