よくわかる! ファイナンス入門
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-7664-2125-5 C3333
奥付の初版発行年月:2014年04月 / 発売日:2014年04月中旬
▼お金の不思議を探究する!
貨幣誕生の歴史から、証券会社・銀行の行動と役割、金融商品の仕組み、そして近年の金融政策の目的や背景まで、ファイナンスを知るための基礎知識を厳選し、やさしく解説した初学者向けの「超入門」テキスト!
貨幣論、コーポレート・ファイナンス(企業財務)とマクロ金融(市場・政策)の基礎を一冊で学べる。
お金ほど、私たちの生活に密着していながら、不思議なものはない。
現代の貨幣の中心である紙幣は紙切れにすぎないし、カードはコンピュータに登録されたデータにすぎない。
にもかかわらず、物が買える。
しかし、ひとたび通貨危機が起きると、とたんに貨幣は変身する。
なぜ、そうなるのだろうか。
お金と金融市場の不思議と魅力をめぐって、楽しい探検を始めよう!
石橋 春男(イシバシ ハルオ)
松蔭大学経営文化学部教授
1967年早稲田大学第一政治経済学部卒業、72年同大学大学院商学研究科博士課程修了。大東文化大学経済学部教授、同環境創造学部教授、日本大学商学部教授等を経て現職。
主要業績に、『マクロ経済の分析』(共著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『環境と消費者』(「入門 消費経済学」第3巻、編著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『消費経済理論』(「消費経済学体系」第1巻、編著、慶應義塾大学出版会、2005年)、他多数。
髙木 信久(タカギ ノブヒサ)
松蔭大学経営文化学部教授、同大学院経営管理研究科教授
1966年早稲田大学第一政治経済学部卒業、68年同大学大学院経済学研究科修士課程修了、70年同大学院博士課程中途退学。造船会社勤務等を経て現職。
主要業績に、『経済と消費者』(「入門 消費経済学」第1巻、共著、慶應義塾大学出版会、2009年)、『消費経済理論』(「消費経済学体系」第1巻、共著、慶應義塾大学出版会、2005年)、『暮らしの経済学』(八千代出版、2004年)、他多数。
橋口 宏行(ハシグチ ヒロユキ)
有限会社SRN代表取締役、証券アナリスト
1984年明治大学法学部卒業、大和証券投資信託販売(株)(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)勤務等を経て現職。2007年大東文化大学大学院経済学研究科修士課程修了。 日本証券アナリスト協会検定会員。
主要業績に、『素人でも勝てる!! 6勝4敗で年20~30%のリターンをめざす株式投資の定石』東洋経済新報社、2014年)、『証券分析第2次の攻略法――70%とれる証券アナリスト合格テキスト』(中央経済社、1999年)、他多数。
目次
はじめに
序 章 ファイナンスとは
1 狭義の金融
2 広義の金融
3 ファイナンスの注意点
4 リスクへの挑戦
第1部 貨 幣
第1章 お金とは何か
1 貨 幣
2 通貨の種類
3 決済機能がある理由
4 貨幣の問題
第2章 貨幣の機能
1 価値の尺度
2 交換・決済の手段
3 貯蔵の手段
第3章 貨幣の歴史
1 貨幣の誕生
2 貨幣の発展
3 紙幣の登場
第2部 金融システム
第4章 銀行の信用創造と通貨制度
1 銀行の信用創造
2 中央銀行の設立
3 通貨制度
第5章 金融取引と金融機関
1 金融取引
2 直接金融と間接金融
3 金融機関の種類
4 間接金融機関
第6章 金融商品
1 株券(株式)
2 債 券
3 債券と金利
4 転換社債
5 投資信託
第7章 短期金融市場
1 コール市場
2 手形市場
3 オープン市場
第8章 資本市場と証券会社の業務
1 資本市場(長期金融市場)
2 発行市場での業務
3 流通市場での業務
第9章 デリバティブ取引とその影響
1 リスクヘッジ
2 先物取引
3 デリバティブ取引の特徴
4 レバレッジ効果
5 デリバティブ取引の影響
第3部 金融政策
第10章 マネーストックと金融政策
1 マネーストックと物価
2 マネーストックの種類
3 マネーストックのコントロール
4 金融政策の実態
第11章 中央銀行と金融政策
1 日本銀行
2 金融政策の手段
3 日本銀行の金融調節
4 非伝統的金融政策
第12章 日本の金融と政策の歴史
1 金融システム
2 債券市場
3 株式市場
第13章 日本の金融自由化
1 株式市場
2 債券市場
3 バブルとバブル崩壊以降
参考文献
索 引