よくわかる! マクロ経済学入門
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-7664-2151-4 C3333
奥付の初版発行年月:2015年04月 / 発売日:2015年04月下旬
▼景気の不思議を解明する!
ニュースに出てくる経済指標の読み方から、消費と貯蓄や投資、為替と貿易の関係、政府・日本銀行の役割と現実の取り組みまで、マクロ経済を理解するための基礎知識を厳選し、やさしく解説した「超」入門テキスト!
マクロ経済学は大恐慌のなかから生まれた。なぜ景気は変化するのだろう。経済の動きをどのように測ればよいだろう。そして、どうすれば経済を成長させ、人々の暮らしを豊かにできるのだろう。本書は、戦後日本経済の歴史をたどりながら、経済の変化の仕組みを解き明かす理論を学ぶとともに、現実の政府の取り組みを知り、今後の日本の課題を考える。
石橋 春男(イシバシ ハルオ)
松蔭大学経営文化学部教授、同大学大学院経営管理研究科教授
1967年早稲田大学第一政治経済学部卒業、72年同大学大学院商学研究科博士課程修了。大東文化大学環境創造学部教授、日本大学商学部教授等を経て現職。
主要業績に、『消費経済理論』(「消費経済学体系」第1巻、編著、慶應義塾大学出版会、2005年)、『マクロ経済の分析』(共著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『環境と消費者』(「入門 消費経済学」第3巻、編著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『よくわかる! ファイナンス入門』『よくわかる! ミクロ経済学入門』(ともに共著、慶應義塾大学出版会、2014年)他多数。
橋口 宏行(ハシグチ ヒロユキ)
有限会社SRN代表取締役、証券アナリスト
1984年明治大学法学部卒業、大和証券投資信託販売(株)(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)勤務等を経て現職。2007年大東文化大学大学院経済学研究科修士課程修了。日本証券アナリスト協会検定会員。
主要業績に、『人民元 ―― 国際化への挑戦』(監修、科学出版社東京、2013年)、『よくわかる! ファイナンス入門』『よくわかる! ミクロ経済学入門』(ともに共著、慶應義塾大学出版会、2014年)、「資産市場における価格変動リスクの増大」(『日本消費経済学会年報』第31集、2010年)他多数。
河口 雄司(カワグチ ユウジ)
一般財団法人運輸調査局研究員、日本大学商学部非常勤講師、東洋大学非常勤講師
2001年大東文化大学経済学部卒業、2006年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。
主要業績に、『マクロ経済理論 ―― ショート・コース』(共訳、学文社、2004年)、『環境と消費者』(「入門 消費経済学」第3巻、共著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『マクロ経済学』(共訳、成文堂、2009年)、『現代経済分析』(共著、創成社、2010年)他多数。
目次
はじめに
序 章 マクロ経済学
1 経済学の歴史
2 マクロ経済学の需要と供給
第1部 マクロ経済学の枠組み
第1章 国内総生産
1 付加価値
2 GDPとGNP
3 GDPの算出
4 三面等価の原則
5 経済成長率
第2章 消 費
1 消費とは
2 消費関数(ケインズ型)
3 その他の消費関数
4 貯 蓄
第3章 投 資
1 投資とは
2 資本の限界効率
3 投資乗数
第4章 政府支出
1 政府支出と減税
2 景気のコントロール
3 財政政策の効果
第5章 海外部門
1 輸出と輸入
2 国際収支統計
3 貿易乗数と輸入誘発効果
4 為替レート
第6章 貨幣市場と金融政策
1 貨幣需要と資金循環
2 貨幣需要
3 貨幣供給
4 金融政策
第2部 戦後日本のマクロ経済
第7章 景気循環と経済成長
1 高度経済成長期
2 景気循環の理論と実際
3 景気動向指数
第8章 物 価
1 物価指数
2 インフレと失業率
3 石油危機とスタグフレーション
第9章 為替レートと貿易
1 為替レート
2 為替レートの決定理論
3 為替レートの変動の影響
第10章 金融政策の実際
1 バブル景気
2 貨幣供給の仕組み
3 金融政策
4 物価とマネーストック
5 バブルの崩壊
第11章 失 業
1 デフレの時代
2 失業の種類
3 非自発的失業のメカニズム
第12章 財政政策
1 財政の役割
2 財政政策の効果の低減
3 財政収支のアンバランス
終 章 日本のマクロ経済の展望と課題
参考文献
索 引