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民と民との法を求めて新世紀民法学の構築

新世紀民法学の構築 民と民との法を求めて

四六判 224ページ 上製
価格:2,310円 (消費税:210円)
ISBN978-4-7664-2223-8 C3032
奥付の初版発行年月:2015年04月 / 発売日:2015年04月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

「どうか、『法律は難しい、面白くない』という先入観を捨てて、本書をお読みください。これは、法律学の講義録ではありますが、一人の民法学者の足跡の記録であり、メッセージ集です。貴方がどこか一行でも、この本を読んでよかった、と思える文章を見出せたとしたら、本当にうれしく思います。」(「はしがき」から)

民法債権法学の第一人者池田真朗教授が、法学部生、法科大学院生、市民にと語り分けた「次世代につなぐ民法学」。
慶應義塾最終講義・講演録!

池田民法学の核心となる債権譲渡の学問的発展から、債権譲渡から金融法への発展、法学教育、日本民法の国際的展開など、池田先生の著作を読む全ての方に対して、池田民法学の全体像、そして今後の民法学の発展を伝える!

著者プロフィール

池田 真朗(イケダ マサオ)

慶應義塾大学名誉教授、武蔵野大学法学部教授・法学部長。前日本学術会議会員。
1949年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院法学研究科民事法学専攻博士課程修了、博士(法学)。前慶應義塾大学法学部教授。
1996年から2004年まで司法試験第二次試験考査委員、2004年から2006年まで新司法試験考査委員(民法主査)。
その他国連国際商取引法委員会国際契約実務作業部会日本代表、日本私法学会理事、日本学術会議法学委員長等を歴任。現在金融法学会副理事長、日仏法学会理事、ABL協会理事長等を務める。
2010年慶應義塾福澤賞を受賞。2012年紫綬褒章を受章。

主要著書に、『債権譲渡の研究』(弘文堂、1993年〔増補2版2004年〕)、『債権譲渡法理の展開』(弘文堂、2001年)、『債権譲渡の発展と特例法』(弘文堂、2010年)、『債権譲渡と電子化・国際化』(弘文堂、2010年)、『ボワソナードとその民法』(慶應義塾大学出版会、2011年)、『新標準講義 民法債権総論』(慶應義塾大学出版会、2009年〔第2版2013年〕)、『新標準講義 民法債権各論』(慶應義塾大学出版会、2010年)、『スタートライン債権法』(日本評論社、1995年〔第5版2010年〕)、 『スタートライン民法総論』(日本評論社、2006年〔第2版2011年〕)、『民法への招待』(税務経理協会、1997年〔第4版2010年〕)、『民法Ⅲ―債権総論』(共著、有斐閣、1988年〔第3版補訂 2012年〕)、『分析と展開・民法Ⅱ債権』(共著、弘文堂、1986年〔第5版2005年〕)、『基礎演習民法(財産法)』(共著、有斐閣、1993年)、 『新しい民法―現代語化の経緯と解説』(編著、有斐閣、2005年)、『民法 Visual Materials』(編著、有斐閣、2008年)、『現代民法用語辞典』(編著、税務経理協会、2008年)、『法学講義民法4債権総論』(共編著、悠々社、2007年)、『法学講義民法5契約』(共編著、悠々社、2008年)、『判例講義民法Ⅰ総則・物権』(共編著、悠々社、2002年〔第2版2014年〕)、『判例講義民法Ⅱ債権』(共編著、悠々社、2002年〔第2版2014年〕)、『法の世界へ』(共著、有斐閣、1996年〔第6版2014年〕)、 『プレステップ法学』(編著、弘文堂、2009年〔第2版2013年〕)、『解説 電子記録債権法』(編著、弘文堂、2010年)、『判例学習のA to Z』(編著、有斐閣、2010年)、『民法(債権法)改正の論理』(共編著、新青出版、2011年)、『民法はおもしろい』(講談社現代新書、2012年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 はしがき

債権譲渡研究の四十年
 ―― 私の民法学

民法と金融法
 ―― わが法科大学院研究・教育の軌跡

法学情報処理
 ―― 民事法の文献検索・引用法と論文の書き方

わが民法学と国際活動
 ―― 国連、フランス、ブラジル、カンボジア

付 卒業生に贈る言葉


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