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リーダーシップの新たな挑戦グローバルプロジェクトチームのまとめ方

グローバルプロジェクトチームのまとめ方 リーダーシップの新たな挑戦

A5判 224ページ 並製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-7664-2245-0 C3034
奥付の初版発行年月:2015年07月 / 発売日:2015年07月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

▼グローバルビジネス勝利の方程式!

なぜ国内の優秀なプロマネたちはグローバルで失敗するのか。
そこに潜むワナとグローバルチーム成功の秘訣を,インテル社のプロマネらが事例を交えて解き明かす。PMI日本支部グローバルPMスタディグループ教本にも採用された待望の翻訳書が,ついに登場。

 あらゆる企業がグローバルでの戦いを余儀なくされるこの時代,事業を継続しながらドメスティック企業がグローバル企業へと生まれ変わるために,経営者や変革プログラムマネジャーが果たすべき役割とは何か,フレームワークを用いて徹底解説する。
 そして,分散組織を預かるグローバルプロジェクトマネジャーが備えるべき資質とは? 国内での成功体験は,そのままではグローバルで通用しない。何を捨て,何を伸ばすと,グローバルでの成功につながるのか。さまざまな事例をもとにわかりやすく学べる,まさに腹落ちする一冊。

著者プロフィール

ルス・マルティネリ(ルス・マルティネリ)

Intel Corporationの上級プログラムマネジャー。航空機,コンピュータ製造業にて長年グローバル製品開発チームを率いる。また,Program Management Academy (www.programmanagement-academy.com) の共同設立者で,初の包括的なプログラムマネジメントの本『Program Management for Improved Business Results』の共著者でもある。

ティム・ラシュルト(ティム・ラシュルト)

オレゴン州George Fox大学で国際マネジメントとリーダーシップに関する研究の主任教授を務める。さらに,ビジネス移行設計としての組織変革について州政府のコンサルタントを務めるかたわら,Program Management Academyのエグゼクティブディレクターでもある。

ジェームズ・ワデル(ジェームズ・ワデル)

Tektronix社のプログラムマネジメント部長を経て,現在は専門であるプログラムマネジメントとM&Aに関する独立コンサルタントを営む。幅広い分野でのマネジャーとしての地位と数多くの会議での講演の経験をもつ。『Program Management for Improved Business Results』の共著者であり,Program Management Academyの共同設立者でもある。

当麻 哲哉(トウマ テツヤ)

1988年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了,住友スリーエム(現 スリーエムジャパン)入社。2001年,米国3M社へ転籍し,Advanced Product Development Specialistとしてグローバル市場での数々の新製品導入プロジェクトに従事。2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授。なお,2010年より4年間,内閣府最先端研究開発支援(FIRST)プログラム小池プロジェクトのサブテーマリーダーを務めた。博士(システムデザイン・マネジメント学),PMP。PMI日本支部理事。

長嶺 七海(ナガミネ ナナウミ)

1995年東京大学教養学部卒業,NECに入社。国内外のコンピュータシステム構築プロジェクトを経て,現在は第二官公ソリューション事業部プロジェクトディレクターとしてポータブル型DNA解析装置の開発に従事。NEC Certified Professional プロジェクトオーガナイザ,PMP,ITコーディネータ,システム監査技術者他。PMI日本支部法人スポンサースタディグループ「グローバルPM」メンバー。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 グローバルに向かって
 1.1 グローバル化の力
  1.1.1 経済の力
  1.1.2 政治の力
  1.1.3 技術の力
 1.2 グローバル化の力の相互作用
 1.3 なぜグローバル化か
  1.3.1 グローバル化戦略1:コスト削減
  1.3.2 グローバル化戦略2:新興市場への参入
  1.3.3 グローバル化戦略3:世界の優秀な人材の獲得
 1.4 グローバル化戦略とグローバル業務遂行
 1.5 次章に向けて
  コラム Globalization ProjectとGlobal Project

第2章 グローバルでの成功を阻む障壁と課題
 2.1 グローバル事業遂行上の障壁
  2.1.1 組織構造と業績評価
  2.1.2 国,企業,部門の文化のちがい
  2.1.3 コラボレーション開発モデル
  2.1.4 グローバルチームリーダーのスキルとコンピテンシー
  2.1.5 グローバルへの変革に対する上級管理職の支援
 2.2 グローバル事業遂行上の課題
  2.2.1 コミュニケーション上の課題
  2.2.2 時差を利用したマネジメント
  2.2.3 分散チームの取りまとめ
 2.3 次章に向けて
  コラム VerificationとValidation

第3章 グローバル戦略と事業遂行の整合
 3.1 組織における管理職の責任
 3.2 グローバル事業遂行のための組織構造の変革
  3.2.1 組織のフラット化
 3.3 正しい開発モデルの適用
  3.3.1 プログラムマネジメントの基礎
  3.3.2 戦略と事業遂行の整合
  3.3.3 横断型コラボレーション
  3.3.4 プログラムチームの構成
 3.4 グローバルチームリーダーの育成
  3.4.1 グローバルチームリーダーのスキルとコンピテンシー
  3.4.2 チームリーダーへの権限委譲
 3.5 グローバルへの変革の推進
  3.5.1 変革に対する強力な支援
  3.5.2 開発プロセスにおける上級管理職の役割
  3.5.3 文化多様性の促進
 3.6 次章に向けて
  コラム ResponsibilityとAccountability

第4章 グローバルプロジェクトチームの統率
 4.1 グローバルチームのリーダーシップの結果に関する比較
  4.1.1 プロジェクト380
  4.1.2 プロジェクト777
 4.2 リーダーシップの基本は今までどおりに適用
  4.2.1 共通の目的を作成
  4.2.2 チームの化学変化の醸成
  4.2.3 信頼の構築と継続
  4.2.4 人間的に誠実な行動の実践
  4.2.5 チームへのエンパワー
  4.2.6 参加,コラボレーション,統合の推進
  4.2.7 効果的なコミュニケーション
  4.2.8 チーム内の対立(コンフリクト)への対処
  4.2.9 厳しい決断
  4.2.10 認知と報奨
 4.3 次章に向けて
  コラム EmpowermentとDelegation

第5章 グローバルチームの持続可能な成功の実現
 5.1 技術の効果的活用
  5.1.1 技術の役割
  5.1.2 技術の選択
  5.1.3 コミュニケーションとコラボレーション技術戦略の策定
 5.2 関係と信頼構築に対する投資
 5.3 チームの納品システムの変更
 5.4 学習し成熟する組織の形成
  5.4.1 学習の時間を確保
  5.4.2 文化横断の意識の醸成
  5.4.3 チームリーダーのトレーニング
 5.5 報奨制度の変更による行動の変化
  5.5.1 技能給
  5.5.2 業績給
  5.5.3 ライン管理職に対する報酬
 5.6 次章に向けて
  コラム TV conference ?とVideo conference ?

第6章 グローバルチームリーダーの育成
 6.1 グローバルチームリーダーのコンピテンシーモデル
 6.2 チームリーダーシップコンピテンシー
  6.2.1 一般的なリーダーシップスキル
  6.2.2 グローバルチームリーダーシップスキル
 6.3 バーチャルマネジメントのコンピテンシー
  6.3.1 異文化マネジメント
  6.3.2 バーチャルコミュニケーションスキル(グローバルチームの
      ための効果的電子メール活用法)
  6.3.3 ファシリテーションスキル
  6.3.4 人脈形成力
  6.3.5 感情知性スキル
  6.3.6 コンテクストインテリジェンススキル(状況把握力)
 6.4 グローバルビジネスコンピテンシー
  6.4.1 ビジネスの基本スキル
  6.4.2 戦略思考スキル
  6.4.3 世界的視野
 6.5 顧客と市場におけるコンピテンシー
  6.5.1 製品・サービスに関する知識
  6.5.2 市場に関する知識
  6.5.3 顧客のコミットメント
 6.6 プロジェクトやプロセスのマネジメントコンピテンシー
  6.6.1 プロセスの熟練
  6.6.2 ライフサイクルマネジメントスキル
  6.6.3 プロジェクトマネジメントスキル
  6.6.4 ステークホルダーマネジメントスキル
 6.7 グローバルチームリーダーの選抜と業績評価
 6.8 グローバルチームリーダーの養成と専門性開発
 6.9 グローバルチームリーダー成功のためのイネーブラー
 6.10 次章に向けて
  コラム ProcessとPractice

第7章 グローバルへの移行の推進
 7.1 組織の流動性と成功する組織の変化
  7.1.1 グローバル事業成果の診断
  7.1.2 組織の成果測定
 7.2 変革への抵抗
  7.2.1 変化に対する本能的反応
  7.2.2 集団への帰属の必要性
  7.2.3 グループアイデンティティの力
  7.2.4 組織のマインドセット
 7.3 抵抗の克服と変革の準備
  7.3.1 結局は人である
  7.3.2 個人ごとに変革の定義づけを行なう
  7.3.3 チーム内に変革の推進者を置く
  7.3.4 外向きの視点をもったチームをつくる
  7.3.5 組織のマインドセットと整合したコミュニケーションをとる
 7.4 変革の重要要素
 7.5 次章に向けて
  コラム CustomerとClient

第8章 グローバル移行のフレームワーク
 8.1 変革実行のフレームワーク
  8.1.1 立上げ前フェーズ(pre-initiating phase)
  8.1.2 立上げフェーズ(initiating phase)
  8.1.3 計画フェーズ(planning phase)
  8.1.4 実行フェーズ(executing phase)
  8.1.5 終結フェーズ(closing phase)
  8.1.6 運用フェーズ(operations)
 8.2 Keytronの巻き返し
  8.2.1 移行フレームワークの操縦術
 8.3 グローバルチームを率いるための結論
  コラム LeaderとManager(とChampion)


  参考文献
  索引
  著者紹介


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