バイオメカニズム23 身体制御機能の探求
価格:22,000円 (消費税:2,000円)
ISBN978-4-7664-2355-6 C3047
奥付の初版発行年月:2016年08月 / 発売日:2016年08月中旬
▼人のからだは、どのようにコントロールされているのか。
生物の形態・運動・機能について、総合的な解析とその工学的応用を目指す学問領域『バイオメカニズム』。本巻では「バイオメカニクス」「生理・リハビリテーション」「スポーツ」「ヒューマンインターフェース・機器開発・義肢装具」の4部構成で、厳選された計23編の論文を収録する。
目次
序
(0) 人類進化の負の遺産
1部 バイオメカニクス
(1) 弾性床サーフェス上への着地動作に関するバイオメカニクス的研究
(2) 不安定板上における杖を使用した立位姿勢制御
(3) デジタル画像相関法を用いたヒト二足歩行中の足部3次元動態計測
(4) モーションキャプチャ・システムを用いた体表面形状計測による肩
甲骨運動の推定
(5) リフティング技能の評価に用いる不安定面の有用性
(6) 走行と歩行の動作様式の違いが足部ウィンドラス機構におよぼす影
響
2部 生理・リハビリテーション
(7) 運動感覚の生成機構に関する心理物理的指標を用いた検討
(8) 滑動性追跡眼球運動におけるヒトのタイミング適応の特性
(9) 四肢の視覚誘導性自己運動錯覚に係る生理学的機序とリハビリテー
ションへの応用
(10) 片麻痺者の歩行パターンの違いによる歩行時の筋電図・運動力学
的特徴
(11) 変形性膝関節症の後足部アライメントが膝関節に与える影響
(12) 変形性膝関節症の進行が歩行中の膝関節キネマティクス・キネ
ティクスに及ぼす影響
3部 スポーツ
(13) 投球動作の運動連鎖における「胸の張り」および関節運動の機能
分析
(14) テコンドーの前回し蹴り動作における素早さとは
(15) 熟練者と未熟練者の比較によるクイックリフトトレーニング動作
時における力発揮メカニズムの検討
(16) ランナーの状況判断を伴うゴロ捕球時の視覚探索
4部 ヒューマンインターフェース・機器開発・義肢装具
(17) まばたき動作を用いた重度肢体不自由者のための汎用操作スイッ
チVSN/1の開発
(18) 不随意運動に対応した重度肢体不自由者向け操作スイッチGSN/1
の開発
(19) 表面筋電図を用いた建設作業用全身ウェアのアシスト機能評価
(20) 義足足部-Stable/Unstableシューズの組に着目したISO22675
準拠試験機による矢状面内の動的Rollover特性評価
(21) 歩行負荷シミュレータを用いた義足足部・足継手部および高機能
下肢装具の歩行機能計測評価
(22) 力学試験と超弾性モデルの適用によるウレタンフォームマットレ
スの骨突起部圧分散メカニズムの解明