慶應義塾幼稚舎疎開学園の記録 下
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-2388-4 C3037
奥付の初版発行年月:2016年11月 / 発売日:2016年11月上旬
▼慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。
70年前、慶應義塾幼稚舎の生徒は、親元を離れ、伊豆修善寺さらには青森木造へと疎開した。育ち盛りの中、食料難に苦しみ、敵機に脅えながらも元気に活動する生徒と、それを励ます教員の姿を、数々の貴重な証言をもとに描き出す。
2015年刊行の上巻に続き、待望の下巻が刊行!
目次
第七章 『昭和二十年夏 木造』
幼稚舎との縁 藤川 直迪 ナマズ料理 田中稀一郎
木造通信
木造の想い出 大谷津京三
四ケ月の木造生活 神谷 一徳
木造の想い出 堀内 晋 木造の思い出 小野澤忠男
木造の思い出 鈴木 光雄 木造の思い出 渡邊眞三郎
私の木造滞在記 幼稚舎・集団再疎開の寸描 岡田 昭夫
木造の思い出 吉本 幸生 あの頃 白取 隆
木造町への疎開 ―― 想い出の断片 ―― 岩井 洋
木造の想い出 鈴木 幹男
想い出 富田 恭弘 木造についての想い出 金子 光雄
平成元年 木造の夏 加藤 三明
木造通信の復刻について 近藤 晋二 木造町略図
第八章 『木造疎開学園の碑』
祝辞 福島 弘芳 藤川 直迪 菊池 成
三首 藤川 敬子
「幼稚舎疎開学園の碑」除幕式に参加して 石川 桐
集団疎開回顧 小野澤忠男 木造の思い出 田中稀一郎
木造行 富田 恭弘
木造迄 村田 基生
疎開学園・記念碑・佐々木正治君 白取 隆
幼稚舎疎開学園と記念碑除幕式に参列して 秋山 譲介
記憶に残った疎開の出来事 杖下 孝之
疎開学園の碑に寄せて 堀之内寛保
青森木造町集団疎開・記念碑除幕式に参列して 岩橋 康輔
疎開の思い出 木野 文海
除幕式を終えて 近藤 晋二 疎開 加藤 武男
昭和二十年夏「木造」 島田 孝克
幼稚舎疎開学園の思い出 中村 公一
木造を訪れて 石川 智庸
「慶應義塾幼稚舎 疎開学園の碑」の除幕式・祝賀会に参加して
市川たい子
みかんの伊豆よりリンゴの津軽へ 澤野 芙美
制作に関わって…… 横河 健
「疎開学園の碑」の揮毫者として 竹中 誠子
疎開学園の碑除幕式に出席して 安西祐一郎
疎開学園in木造 佐藤 甚弥
記念碑除幕式に参加して 奥村薫里香
幼稚舎疎開学園記念碑除幕式に参加して 成田 朱凛
木造で学んだこと 川田崇太郎
未来へのバトン 西堀里奈子
平和のありがたさ 並木 琢朗
木造へ行って 吉岡佑士郎
当たり前だけど幸せな事 亀井 篤子
戦時下教育研究の新しい視点―私立小学校の疎開の特異性―
米山 光義
「幼稚舎疎開学園の碑」除幕式に参加して 柄越 祥子
六十四年の歳月 加藤三明
ありがたかった幼稚舎生の参加 近藤幸紀彦
初めて木造を訪れて 神吉 創二
除幕式・祝賀会出席者 東奥日報の記事 陸奥新報の記事
第九章 書 簡
林恭弘君の手紙と日記 鈴木光雄君と家族との手紙 岩橋康
輔君と父との手紙
第十章 日 記
小柳・白取・杖下日記
僕の疎開日記 英 正道
第十一章 作 文
二十一年K組卒の生徒が疎開中に書いた作文
米田昭八郎 金子 光雄 酒巻 政雄 池田 靖
渡邊 正毅 岡田 昭夫
平井 新一 樋口 昌夫 小野澤忠男 古賀 忠昭
川田貢一郎 富田 恭弘 友田 昌利 神谷 一徳
加藤 正男 加山 岳生 鈴木 貞一 石坂 恒夫
二十三年K組卒の生徒が戦後に書いた作文
長谷見義和 高野 博靖 瀧山 修 奈須喜久雄
第十二章 疎開に関してのプリントと葉書
出発前に配布されたお知らせ 四通 疎開中に配布されたプリント 五通
家庭通信 二通 三翠通信 五通 三慶通信 四通
葉 書
第十三章 回想文と寄稿
学童疎開の寮母の記録 水落 光枝
修善寺物語 学童疎開の記録(抄) 礒貝吉紀
学校通信 すこやか 松木 多代
寮母さんとの再会 田中 齊
疎開の思い出 門倉 宏允
私の疎開日記(修善寺) 杖下 孝之
一枚の写真と、父からの葉書 鈴木 正毅
修善寺の杜 井草 實 「あさば」より 浅羽 一秀
第十四章 インタビュー・その他
石川桐先生にインタビュー 鈴木 光雄 / 玉置 憲一 / 村田
基生 / 堀田 良一
宮下正子さんにインタビュー 加藤 三明
疎開学園の本 白井 文子
あとがき 加藤 三明