コミュニケーションの哲学入門
柏端 達也:著
新書 108ページ 並製
価格:770円 (消費税:70円)
ISBN978-4-7664-2392-1 C0312
奥付の初版発行年月:2016年12月 / 発売日:2016年12月下旬
価格:770円 (消費税:70円)
ISBN978-4-7664-2392-1 C0312
奥付の初版発行年月:2016年12月 / 発売日:2016年12月下旬
内容紹介
日常生活に不可欠な「コミュニケーション」を哲学的に考える
わたしたちは日々、多かれ少なかれ、コミュニケーションをしながら生きている。
では、コミュニケーションとは何なのだろうか? 何を含むのだろうか? そこに言語は必要なのだろうか?
本書では、日常的な「コミュニケーション」というものをユーモアを交えながら哲学的に思考し、その理論的枠組みを示すことをめざしている。
ポール・グライスやドナルド・デイヴィドソンの言語哲学を援用し、「コミュニケーション」の新たな地平をひらこうとする、画期的な哲学入門書。
慶應義塾大学三田哲学会叢書
三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。
シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。
ラテン語で「未知の技法」を意味する。
単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。
著者プロフィール
柏端 達也(カシワバタ タツヤ)
1965年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は、行為論、現代形而上学。博士(人間科学)。
著書に『自己欺瞞と自己犠牲』(勁草書房、2007)、『行為と出来事の存在論』(勁草書房、1997)など。
目次
はじめに
第一章 何がコミュニケーションに含まれるのか
第二章 言語はそれほど必要ないかもしれない
第三章 「意味」といわゆるメタメッセージ
第四章 言語の居場所はどこにあるのだろうか
書誌情報
あとがき