メディア・社会・世界 デジタルメディアと社会理論
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-7664-2544-4 C3036
奥付の初版発行年月:2018年11月 / 発売日:2018年11月上旬
メディアが社会や人々の日常に与える影響とはどのようなものか?
現代社会はメディアを通じてどのように秩序化されているのか?
Google、Twitter、YouTubeなどメディアのデジタル化が進むなかで、
メディアと日常生活、権力、社会秩序、民主主義の関係を問い直す。
さまざまな社会理論を渉猟しながら、
メディアが飽和する時代の正義や倫理とは何かを問う、
メディア理論研究の第一人者の重要著作、待望の邦訳!
ニック・クドリー(Nick Couldry)
1958年生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンス(LSE)教授。
主な著書にMedia Rituals: A Critical Approach(Routledge, 2003), Contesting Media Power: Alternative Media in a Networked World (共編, Rowman & Littlefield Publishers, 2003), Why Voice Matters: Culture and Politics After Neoliberalism(SAGE Publications, 2010), The Mediated Construction of Reality(共著, Polity, 2017)など。
山腰 修三(ヤマコシ シュウゾウ)
1978年生まれ。慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授。
慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。博士(法学)。
主要業績:『コミュニケーションの政治社会学――メディア言説・ヘゲモニー・民主主義』(ミネルヴァ書房、2012年)、『メディアの公共性――転換期における公共放送』(共編著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『戦後日本のメディアと原子力問題――原発報道の政治社会学』(編著、ミネルヴァ書房、2017年)など。
目次
はじめに
第一章 デジタルメディアと社会理論
第二章 実践としてのメディア
第三章 儀礼および社会的形式としてのメディア
第四章 メディアと社会的なものの隠された形成
第五章 ネットワーク社会におけるネットワーク化された政治
第六章 メディアと変容する資本・権威
第七章 複数のメディア文化――拡がる世界
第八章 メディアの倫理、メディアの正義