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学生のためのプレゼン上達術アカデミック・スキルズ プレゼンテーション入門

アカデミック・スキルズ プレゼンテーション入門 学生のためのプレゼン上達術

大出 敦:編著, 直江 健介:著
A5判 168ページ 並製
価格:1,540円 (消費税:140円)
ISBN978-4-7664-2573-4 C0037
奥付の初版発行年月:2020年08月 / 発売日:2020年08月中旬

内容紹介

▼プレゼンに初挑戦!!
でもどうやって!?

アカデミック・プレゼンテーションに必要なスキルを3段階にわけて解説。
基礎・準備・実践の3点からプレゼンに臨む学生をサポートする。

この本は大学生になって、初めてプレゼンテーションに臨む方、また入学前にプレゼンテーションの予習をしたい方のためのものです。
大学生が直面する「アカデミック・プレゼンテーション」はこれまでの高校生活で行ってきた発表とも、また社会人が行うプレゼンテーションとも異なり、独特のスキル、そして準備が求められます。本書はそうしたスキルや準備はもちろん、アカデミック・プレゼンテーションに臨む際に必要なノウハウが全て詰まった一冊となっています。

著者プロフィール

大出 敦(オオデ アツシ)

1967年栃木県小山市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、筑波大学大学院後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部教授。専門はフランス文学(マラルメ、クローデル)。主な著書に『マラルメの現在』(編著、水声社)、『日本におけるポール・クローデル――クローデルの滞日年譜』(共編、クレス出版)、訳書にアレクシス・フィロネンコ『ヨーロッパ意識群島』(共訳、法政大学出版局)などがある。

直江 健介(ナオエ ケンスケ)

1980年埼玉県草加市生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。専門分野は情報セキュリティ、機械学習。現在、イッセイ株式会社取締役としてWebやPaaS事業に従事。慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンターライティング&リサーチコンサルタント。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

第1部 基礎編 プレゼンテーションについて考えてみよう!

第1章 ところでプレゼンテーションって何さ?
 1. 「問い」を立てることから始まる
 2. 「問い」の哲学!
 
第2章 テーマや問いってどうやって立てるの?
 1. テーマや問いの絞り方
 2. 困った! どうしても「問い」が思い浮かばない
 3. 困った時のメソッド――拡散と収束
 
第3章 助けて! どうやって調べればいいの?
 1. 文献調査はなぜ必要なの?
 2. 本をどうやって探せばよいの?
 3. 雑誌論文はどうやって見つければよいの?
 4. 本や雑誌を入手するにはどうしたらよいの?
 5. どんな本を読めばよいのだろう
 
第4章 考えたことをまとめろと言われても……
 1. AはBである
 2. A、B、C……なので、Dである
 3. AがBなのは、Cが前提でないと成り立たない
 4. AがBなのは、CがDであるのと似ているからだ
 5. 仮説演繹法
 
第5章 アウトプットって、どうすりゃいいの?
 1. 誰がプレゼンテーションを聴いているか、分かってる?
 2. アウトラインの構成
 3. 発表原稿の作成
 4. 絶対にやってはいけないこと! 剽窃とデータ改竄
 5. 読み上げ原稿か、暗記か

第2部 準備編 スライドを作ってみよう!

第6章 よいスライドってどんなのか教えて!
 1. スライド作成の準備に取りかかる前に
  
第7章 理解してもらえるスライドとは
 1. スライドのアジェンダ(骨子)と発表内容の計画
 2. アジェンダの重要性
 3. プレゼンテーションの計画を立てる
 4. どのような資料が求められているのか

第8章 さあ、スライドってどうやって作ればいいの?
 1. なぜスライドを使うのか?
 2. スライドは諸刃の剣――求められる「適度な」情報量

第3部 実践編 さあ、プレゼンテーションに挑戦!

第9章 ついに、本番!
 1. リハーサルは必須!
 2. 配布資料の印刷
 3. F君の失敗
 4. どんな服装? やっぱりスーツ?
 5. 会場に行く時間は?
 6. 会場に着いたら、とにかくうろうろ
 7. よいプレゼンテーションをするには
 8. パフォーマンスは必要か

第10章 聴衆からですが、質問があります!
 1. 質疑応答って何?
 2. 質問の壁
 3. 質問の3つのパターン
 4. 語の意味を問う
 5. 「本当にそうなのだろうか」と問う
 6. 「本当にそれだけなのだろうか」と問う
   
第11章 わかりました、質問にお答えしましょう
 1. 「語の意味を問う」に答える
 2. 「本当にそうなのだろうか」に答える
 3. 「本当にそれだけなのだろうか」に答える
 4. 水掛け論って何?
 5. 適切な反論とは?
 
第12章 プレゼンテーション後は早く帰りたいけど……
 1. 自分のプレゼンテーション後に何をすればよいか?
 2. プレゼンテーションの美学
  
附録 プレゼンテーション実践例

参考文献一覧


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