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生命の教養学15組織としての生命

組織としての生命 生命の教養学15

A5判 240ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-2598-7 C0045
奥付の初版発行年月:2019年04月 / 発売日:2019年05月上旬

内容紹介

▼生命は組織なのか、組織が生命なのか
▼さまざまな組織体を一つの生命体としてひも解く知の冒険。

「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。
「生命は組織である」「組織は生命である」というテーマをもとに、さまざまな組織体を一つの生命体ととらえ、論じる。
今回の「組織としての生命」の各論は、生命体をつくるための細胞という生物学的なアプローチから出発し、企業組織、スポーツ、遺伝子制御ネットワーク、昆虫の社会、人類の進化、ドイツ文学、軍隊、宗教と国家、哲学などのジャンルを生命体として取り上げ、生命という概念を理解できるように試みる。

著者プロフィール

荒金 直人(アラカネ ナオト)

慶應義塾大学理工学部准教授。1969年生まれ。ニース大学大学院哲学専攻博士課程修了、博士号(哲学)取得。専門はフランス哲学、科学論。著書に『写真の存在論――ロラン・バルト『明るい部屋』の思想』(慶應義塾大学出版会、2009年)、翻訳にジャック・デリダ『フッサール哲学における発生の問題』(共訳、みすず書房、2007年)、ブリュノ・ラトゥール『近代の〈物神事実〉崇拝について――ならびに「聖像衝突」』(以文社、2017年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに   荒金 直人

細胞から個体へつなぐ組織としてのルール   堀田 耕司

生存戦略としての多様性   坂内 健一

スポーツ組織としての生命   鳥海 崇

企業組織の寿命   山尾佐智子

生命現象を組織として理解する   舟橋 啓

昆虫の社会
 協力と裏切りがうずまく組織   林 良信

人類進化の群れ・集団・組織   河野 礼子

慣習としての生命/出来事としての生命
 生命・生活・生存   大宮勘一郎

生命体としての軍隊   黒沢 文貴

宗教組織と政治の組織   田上 雅徳

現象と自由   斎藤 慶典


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