慶應義塾大学東アジア研究所叢書
アジア的空間の近代 知とパワーのグローバル・ヒストリー
山本 信人:編
A5判 336ページ 上製
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-7664-2663-2 C3322
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月下旬
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-7664-2663-2 C3322
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月下旬
内容紹介
▼知とパワーのグローバル・ヒストリー。
▼19世紀半ば以降、ヨーロッパとアジアで主権国家の再編と資本主義化が同時並行的に発生し、
近代的アジア空間が形成された。
▼その裏で展開された「英蘭―東南アジア―中国―日本」という
知とパワーのダイナミックな流れを読み解く注目の書。
著者プロフィール
山本 信人(ヤマモト ノブト)
慶應義塾大学法学部教授。1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了、Ph.D.(政治学)。専門分野:東南アジア政治研究。主要業績:Censorship in Colonial Indonesia, 1901-1942 (Leiden and Boston: Brill, 2019)、監修・編著『東南アジア地域研究入門』(全3巻)(慶應義塾大学出版会、2017年)ほか。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章――アジア的空間の近代とは(山本信人)
第一部 ヨーロッパとの連鎖――知と制度
第一章 東南アジアという近代的結節点(山本信人)
第二章 19世紀日本とデルフト王立アカデミー(大久保健晴)
第三章 福沢諭吉における「交通」思想の射程と波及(都倉武之)
第二部 アジアにおける知の還流
第四章 中国の近代的金融制度と日本(段瑞聡)
第五章 「アジア的空間の近代」としての日本のジャーナリズム
――『東洋経済新報』と小日本主義(山腰修三)
第六章 中国国民党における近代知とファシズム(衛藤安奈)
あとがき
索引