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――政治経済・労働・セクシャリティ国際的視野からみる近代日本の女性史

慶應義塾大学法学研究会叢書別冊
国際的視野からみる近代日本の女性史 ――政治経済・労働・セクシャリティ

A5判 456ページ 上製
価格:7,920円 (消費税:720円)
ISBN978-4-7664-2702-8 C3036
奥付の初版発行年月:2020年12月 / 発売日:2020年12月中旬

内容紹介

▼女性史研究の新たな地平を切り拓く

英米日豪で長年にわたり
日本の女性史、近代史研究にかかわってきた
第一線の研究者による論考を集成。
女性史研究の新しい方法論を明らかにする。

著者プロフィール

富田 裕子(トミダ ユウコ)

長野県立大学グローバルマネジメント学部教授

ゴードン・ダニエルズ(ゴードン ダニエルズ)

歴史学者、元英国国立シェフィールド大学文学部歴史学科教授、同大学東アジア学部日本学科設立者。京都大学、北海道大学、中央大学客員教授

横山 千晶(ヨコヤマ チアキ)

慶應義塾大学法学部教授、同大学日吉メディアセンター所長

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

序章  富田裕子、ゴードン・ダニエルズ(富田裕子 訳)

 第一部 パイオニアたち

第1章 福沢諭吉における夫婦関係論  カーメン・ブラッカー(西沢直子・石井寿美世訳)

第2章 平塚らいてうの社会構想――自然・協同・自治  米田佐代子

第3章 「国益のための母性」――1930-40年、産児調節を敵視する
領土拡張主義者の人口政策に立ち向かった男爵夫人、石本静枝  ヘレン・M・ホッパー(宮﨑黎子訳)

第4章 市川房枝と婦人参政権運動  バーバラ・モロニ―(国武雅子訳)

 第二部 「新しい女たち」

第5章 平塚らいてう、青鞜社と日本における「新しい女」の出現  富田裕子

第6章 新婦人協会と社会改造をめざした女たち  折井美耶子、富田裕子(富田裕子訳)

 第三部 政治・経済と女性

第7章 1868年から1945年までの日本女性をめぐる経済史を考える  ジャネット・ハンター(富田裕子・秋山家子共訳)

第8章 博愛主義かそれとも政治活動か――1915年から1916年にかけて英国に派遣された日本赤十字社の看護婦たち  ゴードン・ダニエルズ(富田裕子訳)

 第四部 産む性としての女性

第9章 臣民の身体――帝国日本におけるフェミニズム  ヴェラ・マッキー(伊藤繭子訳)

第10章 近代日本の生殖の原理と家族  石崎昇子

 第五部 新しい役割

第11章 鹿鳴館で舞う――女性の新たな役割  マーガレット・メル(横山千晶訳)

第12章 民芸運動における女性性と男性性  横山千晶

日本女性史略年表
参考文献
監訳者あとがき
索引
著訳者紹介


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