中国の労働者組織と国民統合 工会をめぐる中央-地方間の政治力学
小嶋 華津子:著
A5判 344ページ 上製
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-7664-2725-7 C3031
奥付の初版発行年月:2021年02月 / 発売日:2021年02月中旬
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-7664-2725-7 C3031
奥付の初版発行年月:2021年02月 / 発売日:2021年02月中旬
内容紹介
中国共産党中央の熾烈な権力闘争の下で、
労働者が生活を守られ、国民として統合されたのはなぜか。
労働者統合の組織「工会」を事例に、
人びとの生活を守る「安定化装置」がどのように機能したのかを探る、注目の書。
著者プロフィール
小嶋 華津子(コジマ カズコ)
慶應義塾大学法学部教授。1970年生まれ。
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)。
主要著作:
『現代中国政治外交の原点』(共編著、慶應義塾大学出版会、2013年)
『中国の公共性と国家権力―その歴史と現在』(共編著、慶應義塾大学出版会、2017年)
『よくわかる現代中国政治』(共編著、ミネルヴァ書房、2020年)、ほか。
目次
序 中国における重層的権力構造と生活者の統合――本書の主題
第一部 社会主義国家建設期の工会建設と労働者の統合(一九五〇~六
〇年代)
第一章 国家建設と労働者の統合
第二章 社会主義化と労働者の統合をめぐる四つの対立
第三章 社会主義国家建設期の地方における労働者の統合――浙江省の事例
第二部 改革開放期の工会建設と労働者の統合(一九八〇年代)
第四章 改革開放と労働者の統合
第五章 改革開放期の地方における労働者の統合――浙江省の事例
結 語
資料・参考文献
あとがき
索 引