英語で仕事をしたい人の必修14講
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-2758-5 C0082
奥付の初版発行年月:2021年10月 / 発売日:2021年10月上旬
▼海外(外資系)志向の学生・若手ビジネスパーソン必見!
▼英語教材に定評のある著者が、“使える”英語を身につけるためのノウハウを伝授!
▼大学のコマ数と同じ14回の講義で使いやすい構成。
現在、海外赴任が当たり前となり、外資系のみならず英語が公用語となる企業も増えているが、しっかりと英語を活用できている人は思いのほか少ない。
多くの英語学習本を執筆し、25ヶ国100都市以上での業務経験を持つグローバル人材育成の専門家/経営コンサルタントである著者が、本当に必要とされる英語力や効果的な学習法などを14回の講義形式でわかりやすく解説する。
松崎 久純(マツザキ ヒサズミ)
企業の海外赴任者や海外拠点の現地社員を対象に、組織マネジメント、生産現場指導のできるグローバル人材育成を行う専門家。サイドマン経営・代表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師。
1967年生まれ。米国南カリフォルニア大学卒業、名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了。大学卒業後、現地企業に就業し、帰国後は文具メーカーの海外事業部で欧州・アジアを担当。コンサルティング会社に10年間勤務した後、独立し、現在に至る。
海外事業、人材育成の経験を生かして多くの英語教育本を出版。『〔改訂新版〕英語で学ぶトヨタ生産方式―エッセンスとフレーズのすべて』(研究社、2005年初版、2017年改訂新版)、『ものづくりの英語表現 増補改訂版(CD付)』(三修社、2007年初版、2011年増補版、2015年増補改訂版)、『英文ビジネスレター&Eメールの正しい書き方』(研究社、2004年初版)ほか多数。
目次
まえがき
第1講
イントロダクション
―― 英語学習に取り組む
「国際的なビジネスパーソンとして活躍したい人」が、前提として知っておくべきこと
■ 世界の共通語は “Simple English”
■「日本語お上手ですね」が意味すること
■ 誰が英語でビジネスをしているのか
■「言わなくてもわかる」は通用しない
■ できないことを正当化してはいけない
■ 簡単かどうかの基準はどこに置くか
■「学生しゃべり」ではなく、「ビジネスパーソンとしての言葉遣い」
を
■ 言葉遣いの適切性を学ぶ
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第2講
国際的に活躍するビジネスパーソンに必要な英語力とは
■ 製品の市場を海外に求めるとしたら、何からはじめればいいのか
■ ビジネスを展開していく
■ あらたな展開を考えて
■ 国際的ビジネスパーソンには、身につけるべきノウハウやスキルが
ある
■ 商社に頼る形から、製造企業による自前のオペレーションへ
■ 言葉が通じないことが、想像以上の悪影響を及ぼす
■ 言葉が通じなくても仕事ができる例外的なケース
■ プレイヤーとしてだけでなく、マネジャーとなることも考える
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第3講
海外事業にかかわる人たちの英語力
―― 現状と期待されるスキル
■ 英語で電話対応をする人たち
■「よくわからなかったので、適当にやって出しちゃいました」
■ スキルを向上させる取り組みがないケース
■ 学ばない人たち、学ばない風土
■ 海外赴任していながら、英語がわからないままの人たち
■ レベルを引き下げてしまう経験者
■ もったいないと思わずにいられないケース
■ 期待したいこと、期待されること
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第4講
英語でコミュニケーションを取るとは、どういうことなのか
■ 受身型の日本人学生
■ こんな事態に対処できるか
■ どう考えてどう話すか
■ 言葉が苦手でもマネジメントできている人
■ マネジメントできないだけではなかった
■ プリズナーゾーンからの脱出
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第5講
成功する「効果的な習得方法」 ①
―― 聞く、話す
■ 話すためには、聞いておくことが必要
■ どんなものを聞けばいいのか
■ シチュエーション・コメディを選ぶ
■ 聞くトレーニングをするときに
■ 聞き取りスキルを高めるために
■ 歌の歌詞を聞き取ってみる
■ 話すことについて
■ 聞いたことを話すときに
■ 丁寧に話す、簡単なフレーズを用いる
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第6講
成功する「効果的な習得方法」 ②
―― 読む、書く
■ 読み書きは、会話よりも難しい
■ 何を読んだら、読めるようになるのか
■ 興味のある記事、理解しなくてはならない文章
■ 興味のある短い記事からはじめ、継続する
■ 書くときは例文を写すのが基本
■「文章を書くスキル」について意識を高める
■ 英文ビジネスレターは、その例文を見て書く
■ 英語は書かせると実力がわかる
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第7講
成功する「効果的な習得方法」 ③
―― 継続するために知っておきたいこと
■ 上達の仕方にはパターンがある
■ ラムネ方式で勢いよく栓を開ける
■ インテンシブ学習を実践する
■ インテンシブ学習の教材を選ぶ
■ 友だちを選ぶことの大切さ
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第8講
電子辞書やインターネットの活用について
■紙の辞書と電子辞書
■ できる人ほど辞書をよく引いている
■ インターネットで見られる映像について
■ 字幕について
■ インターネットで読む、文章を探す
■ インターネットでの学習で留意したいこと
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第9講
どんなフレーズからマスターしていけばいいのか
―― 覚えるべき「簡単なフレーズ」とは
■ 覚えるべき会話フレーズの特徴
■ 正確に話せるだろうか
■ きっと「知っておいてよかった」と思うフレーズ
■ きっと頻繁に使う表現
■ 道を尋ねる/道案内をする
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第10講
留学先/赴任先で待っている事柄 ①
―― 文化、風習の違いを感じることについて
■「あれっ」と思うことばかりが続く
■ 説明が理解できないので、余計に「あれっ」と思う
■ こちらの期待と違うことが連続する
■ 日本人ばかりのところで、いかに日本語を避けて生活するか
■ いい加減としか思えない仕事ぶり
■「これで怒らないのはおかしいのでは」と思える例
■ 悲しくなる出来事
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第11講
留学先/赴任先で待っている事柄 ②
―― 不信感により溝ができる典型的なパターン
■ 信頼関係が築けない
■ 留学生のこんな行為に苦しめられる
■ 不審にしか思えないことが続く
■ こんな事態が起こるのは、はじめて
■ トラブルはこんな展開に
■ そのまた先の展開
■ 揉め事が起きた場合の注意点
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第12講
恥ずかしい思い、気まずい思いをせずに、上達することはない
■ はじめは誰でも困ることがある
■ 伝えたくても伝えられない
■ 人に迷惑をかけていた
■ あの表情は、そういう意味だったのか
■ わかっていなくて、申し訳ありません
■ 取り返しがつかなくなった
■ 黙っているのが情けなくなる
■ 当たり前のことを当たり前に話したい
■ 感情が揺れる体験
■ 若いときに学ぶメリットとは
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第13講
アウトプットの機会を見つける
■ これまでにアウトプットの機会はあったか
■ 機会を見つけるためにしてみたいこと
■ きっかけを掴むためにトライする
■ 何かを通じて学ぶ
■ 英語を使う仕事を望んでいれば、それが叶うことは多い
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
第14講
丁寧な言葉遣いを身につける
■ まずは返事の仕方から
■ 言葉遣いを知らない学生
■「きちんと話す」とは、どういうことか
■ もう少し例を見てみよう
■ 道を尋ねる/道案内での丁寧な話し方
■ ……してもよろしいでしょうか
■ お礼/お詫びを丁寧な言葉で
本講のPoint
Exercise 答えのない演習問題
Column
「どのくらいかかりますか」というフレーズ
「どうやって行くのですか」というフレーズ
ちょっとした会話フレーズで練習を
きちんと区別して使えるようになるso とtoo/until とby
「楽しみにしている」「楽しみで待てない」というフレーズ
It depends.(時と場合によります)
挨拶を交わすときに
自分の名前を伝えるときに
「しまった。一言フォローを入れたい」と思ったときのフレーズ
断るときのフレーズ
上達のためには“Describe”してみる
会話フレーズは棒読みせず、感情を込めて
フレーズを覚えるまでは、間違いや勘違いだらけ
「慎重に使いたいフレーズ」―― 相手が思わぬ反応をしていた
Epilogue
―― あとがきにかえて
■「やる気」の測り方
■ 止めることはできなくなった
■ ナンバーワンになる ―― 英語をマスターして、頭角を現すためには
参考文献