毛沢東の強国化戦略 1949-1976
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-7664-2776-9 C3031
奥付の初版発行年月:2021年10月 / 発売日:2021年10月中旬
▼なぜ急進的な国家建設を追求したのか?
▼朝鮮戦争、台湾海峡危機、和平演変の脅威、中ソ関係の悪化などの国際情勢の変動が、いかに毛沢東の脅威認識に影響を与え、強国化に向かわせたかを、一次資料から丹念に検証する。政治・外交・軍事・経済にまたがる意欲作。
山口 信治(ヤマグチ シンジ)
防衛研究所地域研究部中国研究室主任研究官。1979年生まれ。
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)。
2015年より現職。専門分野:中国政治・安全保障、中国現代史、中国の党軍関係、米中関係。
主要業績:『シリーズ日本の安全保障 第5巻 チャイナ・リスク』(共著、岩波書店、2015年)、『現代中国の政治制度―時間の政治と共産党支配』(共著、慶應義塾大学出版会、2018年)、The PLA Beyond Borders: Chinese Military Operations in Regional and Global Context (共著、National Defense University Press, 2021)、ほか。
目次
序 章 毛沢東時代の中国における国家建設と安全保障
第一章 新民主主義段階構想の終焉と朝鮮戦争 1949-1953年
第二章 社会主義化の加速と第一次台湾海峡危機 1954-1956年
第三章 反冒進と国際環境 1956-1957年
第四章 大躍進政策の形成と共産主義の夢 1958-1959年
第五章 大躍進政策の失敗と中国の孤立 1959-1962年
第六章 三線建設から反和平演変へ 1963-1966年
第七章 文化大革命と未完の戦略転換 1969-1975年
終 章 中国の強国化戦略
付 表
あとがき
参考文献
索 引