新版 市場を創る バザールからネット取引まで
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-7664-2783-7 C3033
奥付の初版発行年月:2021年10月 / 発売日:2021年10月中旬
▼「市場」はいかにして生まれ、社会・経済を豊かにしてきたか。
▼バザールからインターネット取引まで、市場についての豊富な例を紹介。数式なしの「経済学入門」
▼「市場」を単純に批判するのではなく、いかにうまく「設計」するかを理解することが重要である。
市場を上手に「設計」すれば、最大の利益をあげることができる!
「市場」について、古今東西の豊富な事例と研究成果をベースにした解説した名著を、新版として復刊。
経済学の初学者はもちろん、経済学のエッセンスを数式なしに学びたい学生やビジネスパーソンにも最適の一冊。
ジョン・マクミラン(ジョン マクミラン)
1971年カンタベリー大学(ニュージーランド)数学科卒業,ニュー・サウス・ウェールズ大学経済学博士,ウエスタン・オンタリオ大学助教授,カリフォルニア大学サンディエゴ校教授等を経て,1999年よりスタンフォード大学経営大学院教授.2007年3月に逝去.ゲーム理論の応用,市場のデザイン,移行経済の改革に関して多数の論文を持つ.FCCによる最初の電波周波数帯オークションのアドバイザー.オーストラリア,カナダ等の電波周波数帯オークションの設計にも参加.著書に『経営戦略のゲーム理論――交渉・契約・入札の戦略分析』(伊藤秀史・林田修訳,有斐閣)がある.
瀧澤 弘和(タキザワ ヒロカズ)
中央大学経済学部教授.東京大学大学院経済学研究科単位取得退学.東洋大学経済学部助教授,経済産業研究所フェロー,多摩大学大学院准教授,東京大学大学院COE プロジェクト(統合型ものづくりシステムの研究)特任研究員等を経て,2010 年より現職.著書に『現代経済学――ゲーム理論・行動経済学・制度論』(中公新書),『経済政策論』(共著、慶應義塾大学出版会),Diversity of Experimental Methods in Economics (共編,Springer),訳書に青木昌彦『比較制度分析に向けて』(共訳),ジョセフ・ヒース『ルールに従う――社会科学の規範理論序説』(以上,NTT 出版),デイヴィド・ルイス『コンヴェンション――哲学的研究』(慶應義塾大学出版会)などがある.
木村 友二(キムラ ユウジ)
コンサルティング会社FAS マネジャー.東洋大学非常勤講師.早稲田大学政治経済学部卒業,東京大学大学院経済学研究科修士課程修了,東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学,独立行政法人経済産業研究所研究スタッフ,競争政策研究センター客員研究員,公正取引委員会事務総局企業結合調査官主査,競争政策研究センター研究員,個人投資家,事業会社経理財務部・経営企画部勤務を経て現職.
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序
第1章 唯一の自然な経済
第2章 知性の勝利
第3章 地獄の沙汰も金次第
第4章 情報は自由を求めている
第5章 正直は最善の策
第6章 最高札の値付け人へ
第7章 サァ,いくらで買う!
第8章 自分のために働くときには
第9章 特許という困惑
第10章 なんびとも孤島にあらず
第11章 公衆に対する陰謀
第12章 草の根の努力
第13章 他人のお金を管理する人々
第14章 競争の新時代
第15章 空気を求めて
第16章 貧困撲滅の戦士たち
第17章 市場の命令
謝辞
解説 現代経済学に基づく最良の市場論(瀧澤弘和)
参考文献
人名索引/事項索引