大学出版部協会

 

女性の生き方の経済学なぜ男女の賃金に格差があるのか

なぜ男女の賃金に格差があるのか 女性の生き方の経済学

四六判 400ページ 並製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-2847-6 C0033
奥付の初版発行年月:2023年04月 / 発売日:2023年03月下旬

内容紹介

女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。
ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。
アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。

著者プロフィール

クラウディア・ゴールディン(クラウディア・ゴールディン)

ハーバード大学ヘンリー・リー経済学教授。経済史家であり労働経済学者。研究テーマは、女性の労働力、所得における男女格差、所得不平等、技術革新、教育、移民など多岐にわたる。2013 年にアメリカ経済学会会長、2000 年に経済史学会会長を務める。米国科学アカデミー会員。著書The Race between Education and Technology(L・カッツとの共著)で、2008 年R.R. ホーキンス賞を受賞。マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。

鹿田昌美(シカタマサミ)

国際基督教大学卒。翻訳書に、ドゥプケ&ジリボッティ『子育ての経済学─愛情・お金・育児スタイル』(慶應義塾大学出版会)、ドラッカーマン『フランスの子どもは夜泣きをしない』、アレキサンダー&サンダール『デンマークの親は子どもを褒めない』(集英社)、ドーナト『母親になって後悔してる』(新潮社)、など多数。翻訳経験と子育ての経験を生かした著書に『「自宅だけ」でここまでできる! 子ども英語超自習法』(飛鳥新社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 キャリアと家庭の両立はなぜ難しいか─新しい「名前のない問題」

第2章 世代を越えてつなぐ「バトン」―─100年を5つに分ける

第3章 分岐点に立つ─―第1グループ

第4章 キャリアと家庭に橋をかける―─第2グループ

第5章 「新しい女性の時代」の予感─―第3グループ

第6章 静かな革命―─第4グループ

第7章 キャリアと家庭を両立させる―─第5グループ

第8章 それでも格差はなくならない―─出産による「ペナルティ」

第9章 職業別の格差の原因―─弁護士と薬剤師

第10章 仕事の時間と家族の時間

エピローグ 旅の終わり―─そしてこれから


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。