総合政策学をひらく
社会イノベーションの方法と実践
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-2870-4 C3330
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年03月上旬
社会課題を解決する革新的な方法はどう生み出され、展開するのか
社会イノベーションとは、現代社会の課題の解決を志向するうえで、既存の関係や構造を組み替え、異なる主体やアイデアの協働や融合によって革新をもたらす営みである。その具体的なプロセスをつぶさに検証し、総合政策学の現在地を発信する。
目次
序 章 総合政策学・社会イノベーション・SFC(宮垣元・琴坂将広)
第Ⅰ部 インキュベーションの方法と条件
第1章 経営を科学する──その黎明期から現代のスタートアップ企業における挑戦まで(琴坂将広)
第2章 テクノロジーを基盤とした新しい働き方・協働・デジタル組織(清水たくみ)
第3章 社会イノベーションを生み出すNPOの複雑性──ソーシャルセクターの多様性をどう理解すればよいか(宮垣元)
第4章 個人から社会へのイノベーション──スケールを往来しながら発想を繰り返す (中西泰人)
第Ⅱ部 新領域創造のプロセスと実践
第5章 ヘルスケア変革のためのコミュニケーションの研究と実践(秋山美紀)
第6章 減災ケアのためのコミュニティ情報学(宮川祥子)
第7章 持続可能な社会構築のためのグリーンインフラ(一ノ瀬友博)
第8章 復興まちづくり(國枝美佳/ショウ ラジブ)
第Ⅲ部 社会イノベーションの評価と展望
第9章 「新しい公共」概念とその政策形成過程を振り返る──阪神・淡路大震災から民主党政権に至る道筋(松井孝治)
第10章 ポスト工業化社会における公助と共助の変容(馬場わかな)
第11章 社会イノベーションのプラットフォーム (國領二郎)
第12章 SDGs にみる変革への革新的アプローチ(蟹江憲史)
終章 座談会「越境し創造する精神とその条件」(秋山美紀・一ノ瀬友博・宮垣元・琴坂将広)