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教育現場を「臨床」する : 学校のリアルと幻想

教育現場を「臨床」する : 学校のリアルと幻想

内田 良:著・文・その他
B7 224ページ
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-7664-2905-3 C0037
奥付の初版発行年月:2023年08月 / 発売日:2023年08月上旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

疲弊する教師、ブラック校則、部活動、感染症……子どもをめぐる不合理を可視化する。学校における喫緊の課題である「部活動」「校則」「虐待といじめ」などの問題を、著者独自の観点から多角的に分析する。学校の虐待といじめは増えているのか。部活動はだれにとって問題なのか。校則は変わるのか。データを丁寧に分析し、結果から見える「真実」、そして子どもたちや教師たちの「苦悩」がどこにあるのかを明らかにする。


目次

プロローグ
第Ⅰ部 学校と「臨床」
1 「臨床」という幻想
2 丸裸の先生が学校を変えていく
3 組織に閉ざされる個々の声──部活動指導者の負担から考える
第Ⅱ部 部活動はだれのためか
4 「ケガはつきもの」というあきらめ──事故再生産の構造
5 部活動という聖域
6 「外部化」幻想の落とし穴
7 部活動――だれにとっての問題か
第Ⅲ部 コロナ禍の学校
8 インフルエンザにかからない方法──マネジメントがリスクを生み出す!?
9 リスクのアンテナ──ゼロリスクをあきらめる
10 だれが子どもを黙らせているのか
第Ⅳ部 校則は変わるのか
11 校則という桎梏( しっこく)
12 コロナ禍が校則を動かした
13 私生活への越権的な介入――「学校依存社会」を読み解く
第Ⅴ部 家庭は安全か
14 コロナ禍における子ども虐待の「消える化」現象
15 減少する子ども虐待、増大する危機感
16 安全の格差、子どもの受難──虐待といじめの地域差に迫る
17 学者は真実を知っている?──いじめのウソとマコトに迫る
エピローグ
文献注


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