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中国・朝鮮人の関東大震災 : 共助・虐殺・独立運動

中国・朝鮮人の関東大震災 : 共助・虐殺・独立運動

四六判 372ページ
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-7664-2909-1 C3021
奥付の初版発行年月:2023年08月 / 発売日:2023年08月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

大災害の教訓に学ぶ中国・朝鮮の人々にとって、関東大震災とはどのような経験であったのか。中華圏からの震災支援、虐殺事件、独立運動団体「義烈団」の動向、大韓民国臨時政府の対応などから精緻に検証する。近代未曾有の大災害を東アジア関係史に位置づける試み。

著者プロフィール

武藤秀太郎(ムトウシュウタロウ)

新潟大学経済科学部教授。
早稲田大学政治経済学部卒業。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。学術博士。
専門は社会思想史、東アジア近代史。著書に『島田三郎──判決は国民の興論に在り』(ミネルヴァ書房、2022年)、『大正デモクラットの精神史──東アジアにおける「知識人」の誕生』(慶應義塾大学出版会、2020年)、『「抗日」中国の起源──五四運動と日本』(筑摩選書、2019年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
第一部 中華圏と関東大震災
第1章 菩薩と呼ばれた中国人 ――王一亭の震災支援と幽冥鐘
第2章 「まさかの友は真の友」 ――中華圏からの二度の大震災支援
第3章 ある中国人青年の死 ――王希天事件と大島町事件という禍根
第二部 朝鮮人と関東大震災
第4章 〝「不逞鮮人」来襲〟 ──秘密結社「義烈団」の虚像と実像
第5章 大韓民国臨時政府の苦悩 ――震災対応と権力闘争
おわりに


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