スペイン 危機の二〇世紀 内戦・独裁・民主化の時代を生きる
八嶋由香利:編集
A4判 248ページ
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-2914-5 C0022
奥付の初版発行年月:2023年09月 / 発売日:2023年09月中旬
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-2914-5 C0022
奥付の初版発行年月:2023年09月 / 発売日:2023年09月中旬
内容紹介
内戦で亡命を余儀なくされた文学者や芸術家たち。
独裁政権下での検閲、民主化による「和解」のもとで沈黙を強いられた人々……。
さらに今世紀に入って隆盛するカタルーニャ独立運動など、
現在につながる危機の原点をたどり、新しい二〇世紀像を提示する注目作。
著者プロフィール
八嶋由香利(ヤシマユカリ)
慶應義塾大学経済学部教授。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程単位取得退学ほか、博士(学術)。専門分野:スペイン近現代史。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第一章 自治と独立――カタルーニャ独立主義の源流
第二章 共和政・内戦からフランコ独裁へ――政治的暴力の歴史とどう向き合うか
第三章 「二七年世代」の女性作家たち――コンチャ・メンデスとマリア・テレサ・レオン
第四章 スペインの前衛芸術と内戦
第五章 フランコ独裁政権下の小説――社会危機の表象
第六章 スペイン民主化とは何だったのか――価値観・社会運動・政治制度
第七章 移民をめぐる「危機」とスペイン社会