システムデザイン・マネジメントとは何か 第2版
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-2922-0 C3050
奥付の初版発行年月:2023年10月 / 発売日:2023年10月中旬
・技術・情報・社会システムの未来をデザインする!
・システムデザイン・マネジメント(SDM)学と慶應SDMの全貌を明らかに。
・AIやDX、VR/AR等の新技術とのかかわりを含め、情報をアップデートした第2版!
システムズエンジニアリング、システム×デザイン思考、プロジェクトマネジメントを学問基盤として、SDM学の構築とそれを実践する人材の育成を行なってきた慶應SDMの全貌を紹介!
第2版では、話題となっているAIやDX、VR/ARといった新技術とSDMとのかかわりも含め、情報を大幅アップデート。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(ケイオウギジュクダイガクダイガクインシステムデザインマネジメントケンキュウカ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科は、慶應義塾創立150年事業の一環として2008年に開設された独立研究科です。最新のテクノロジーが集積された技術システムから巨大で複雑な社会システムまで、現代のあらゆる「システム」のデザインとマネジメントを教育・研究対象としています。新しい複合領域でリーダーとして活躍する人材の養成を目的とした斬新なカリキュラムは、国内外から注目されています。SDM研究科では、現代社会の最前線で巨大な「システム」を実際に創りあげ、時には失敗を味わった先導者たちの知恵に学ぶ斬新なカリキュラムを構築し、実践しています。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第1章 いま、技術・社会の何が問題なのか?
第2章 SDM学を読み解くキーワード
2.1 システム
2.2 デザイン
2.3 マネジメント
2.4 システムデザイン・マネジメント
2.5 システムズエンジニアリング
2.6 システム×デザイン思考
2.7 V字モデル
2.8 2元V字モデル
2.9 アーキテクティング
2.10 モデル
2.11 MBSE(モデルに基づくシステムズエンジニアリング)
2.12 システム分析
2.13 シミュレーション
2.14 ビジュアリゼーション
2.15 ヒューマンインタフェース
2.16 システミックとシステマティック
2.17 社会システムデザイン
2.18 持続可能なシステム
2.19 ゲーミフィケーション
2.20 リスクマネジメント
2.21 インテリジェントシステム
2.22 AIと身体性
2.23 ビジネスとエンジニアリングの変革
2.24 VR/AR/MR
2.25 経済システム
2.26 公共システム
第3章 教育の事例
3.1 システムデザイン・マネジメント序論
3.2 システムアーキテクティングとインテグレーション
3.3 システムベリフィケーションとバリデーション
3.4 プロジェクトマネジメント
3.5 デザインプロジェクト
3.6 システムデザイン・マネジメント実習
3.7 システムのモデリングとシミュレーション
3.8 モデルベースシステムズエンジニアリングの基礎
3.9 バーチャルデザイン論
3.10 経済システムから見た会計・監査の仕組み
3.11 社会調査法
3.12 システムの科学と哲学
3.13 システム思考のための抽象化の基礎
3.14 身体知を深める
3.15 高信頼インテリジェントシステム
3.16 持続可能都市システムの基礎・応用
3.17 交換留学制度
3.18 修士論文・博士論文
第4章 研究の事例
4.1 都市システムデザインに関する研究
4.2 大規模システムのレジリエンス
4.3 機械学習のためのデータ拡張
4.4 構想駆動型社会システムマネジメントの確立
4.5 高齢者ドライバーの安全運転力向上
4.6 グローバリゼーションと会計監査
4.7 次世代医療・医学教育への取り組み
4.8 デジタルミュージアム・プロジェクト
4.9 社会課題解決型宇宙人材育成プログラム
4.10 ソーシャルキャピタルの成熟度モデル
4.11 オープンデータを活用した地域課題解決プロジェクト
4.12 コミュニティ支援型農業(CSA)の研究
4.13 オンラインゲーム実験で考える政治システムデザイン
4.14 心と身体が調和する社会に関する研究
第5章 人材育成の事例
5.1 SDMの学びを活かして新規事業を推進(八木田寛之氏)
5.2 母国でMBSE,SysMLを推進(朱紹鵬氏)
5.3 SDMの理論を実務に適用して大企業を変革する(原和也氏)
5.4 システムズエンジニアリングを浸透させる立場に(関研一氏)
5.5 文系・理系を超えたヒューマンインタフェース研究(伊藤研一郎氏)
5.6 システムデザインという視点で医療問題を考える(勝間田実三氏)
5.7 ユーザの真のニーズをイラストで可視化(岩谷真里奈氏)
5.8 SDMの思考体系を武器に復興に挑む(高峯聡一郎氏)
5.9 SDM学を経営に活かす(石渡美奈氏)
おわりに
索引