エッセンシャル金融ジェロントロジー 第2版 高齢者の暮らし・健康・資産を考える
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-7664-2923-7 C3033
奥付の初版発行年月:2023年10月 / 発売日:2023年10月中旬
高齢期の金融資産管理を支える智恵
長生きは、病気や介護、認知症などによって心身の機能低下や不安の増大を伴う。将来起こり得る問題に備え、ウェルビーイングを高めるために、お金をどう活かすべきか――。
医学、心理学、経済学、法学など多角的な視点から分析を行い、高齢者を中心に置いた金融サービスのあり方を示す必読書!
超高齢社会の日本において、疾患や不安を抱えている高齢者の資産を、いかに適切に保護・管理していくのか。金融機関による適切なサービス提供と支援の方法を幅広い見地から模索し、商品説明をするために必要な基礎知識と関係づくりのための必須事項をまとめる。
金融老年学を学び、高齢者の側に立ったサービスのあり方を検討するためのトータルテキスト、4年ぶりの大幅改訂。
駒村 康平(コマムラ コウヘイ)
慶應義塾大学経済学部教授、同大学経済研究所ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センター長。日本金融ジェロントロジー協会学術顧問。
1964年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。国立社会保障・人口問題研究所、東洋大学教授などを経て2005年より慶應義塾大学経済学部教授。厚生労働省顧問、社会保障審議会委員、社会保障制度改革国民会議委員、金融庁金融審議会市場ワーキング・グループ委員、介護経営学会理事、全国社会福祉協議会理事などを歴任。
目次
第2版 はしがき
第1版 はじめに
第1章 金融ジェロントロジー概論
第Ⅰ部 高齢者の生活と資産の管理
第2章 高齢者を取り巻く社会保障制度――年金・医療・介護
第3章 高齢者の生活状況
第4章 高齢者の資産管理(1) 意思決定の理論と技術
第5章 高齢者の資産管理(2) 意思決定支援の仕組み(後見、信託)
第Ⅱ部 加齢に伴う心身の変化とその対応
第6章 高齢者の心理(1) 加齢に伴う心的機能の変化とその対応
第7章 高齢者の心理(2) 高齢者とのより良いコミュニケーションのために
第8章 高齢化と身体・感覚器官の変化――加齢と病気
第9章 認知症について(1)――総論
第10章 認知症について(2)――代表的疾患と治療・予防
第11章 高齢者・認知症の意思決定能力について――評価と支援
第12章 高齢者対応ケーススタディ