大学出版部協会

 

国際安全保障がわかるブックガイド

国際安全保障がわかるブックガイド

A5判 288ページ
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-7664-2933-6 C3031
奥付の初版発行年月:2024年02月 / 発売日:2024年02月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
この大学出版部の本一覧
近刊

内容紹介

不確実な世界を読み解くために、いま何を読むべきか?

ポスト冷戦時代が終わり、大国間競争への回帰が顕著になった今日、
国際安全保障のさまざまなテーマへの関心は広がり、ますます深まっている。

本書は古典的名著からテーマ別の重要書まで123冊をとりあげ、背景・概要とその現代的位置づけを明らかにする。
第一線の専門家たちによる、国際安全保障を理解するための入り口となるブックガイド!!

著者プロフィール

赤木完爾(アカギカンジ)

慶應義塾大学名誉教授。法学博士。
主要著書:『第二次世界大戦の政治と戦略』(慶應義塾大学出版会、1997年)ほか。

国際安全保障学会(コクサイアンゼンホショウガッカイ)

安全保障・軍事防衛問題に関する理論的・実証的な研究を行う目的から1973年防衛学会として設立され、2000年に名称を変更、現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

Ⅰ 古典(トゥキュディデス『戦史』、クラウゼヴィッツ『戦争論』、マハン『海上権力論集』ほか)

Ⅱ 国際政治論(モーゲンソー『国際政治』、ウォルツ『国際関係の理論』、ミアシャイマー『大国政治の悲劇』ほか)

Ⅲ 冷戦と冷戦後(ギャディス『ロング・ピース』、下斗米『アジア冷戦史』、ウォルト『同盟の起源』ほか)

Ⅳ 外交史・軍事史・思想史・国際法(カー『歴史とは何か』、マゾワー『暗黒の大陸』、クラーク『夢遊病者たち』ほか)

Ⅴ 国際問題―現状と展望(フレイヴェル『中国の領土紛争』、船橋『ザ・ペニンシュラ・クエスチョン』ほか)

Ⅵ 戦争論・戦略論・戦争研究・地政学・軍隊(『マッキンダーの地政学』、ハンチントン『軍人と国家』ほか)

Ⅶ 核兵器と核戦略(ペリー他『核のボタン』、シェリング『軍備と影響力』、ロバーツ『正しい核戦略とは何か』ほか)

Ⅷ 内戦・テロリズム・サイバー・テクノロジー(アーミテイジ『内戦の世界史』、サンガー『サイバー完全兵器』ほか)

Ⅸ 近代日本の安全保障(1868―1945)(ソーン『満州事変とは何だったのか』、近衛『最後の御前会議』ほか)

Ⅹ 現代日本の安全保障(1945 -)(吉田『回想十年』、高坂『世界地図の中で考える』、読売新聞戦後史班編『「再軍備」の軌跡』ほか)

Ⅺ テキスト 基本図書(ナイほか『国際紛争』、防大編『安全保障学入門』ほか)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。