福澤諭吉 教育論
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-7664-2943-5 C3010
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年03月中旬
・現代にも通じる福澤諭吉の教育論を集成!
・『福澤諭吉著作集』第5巻を増補改訂した決定版。
・慶應義塾のモラルコード「修身要領」も収載。
教育者・福澤諭吉はどのような理念に基づき慶應義塾を創立し、教育事業を実践していったのか。現代人にも示唆に富む、その教育論を集成。慶應義塾のモラルコードである「修身要領」も収載した決定版。
福澤諭吉(フクザワユキチ)
1835~1901年。
山内慶太(ヤマウチケイタ)
1966年生まれ。
慶應義塾常任理事。慶應義塾大学看護医療学部・大学院健康マネジメント研究科教授。慶應義塾福澤研究センター所員。
西川俊作(ニシカワシュンサク)
1932年生まれ。
慶應義塾大学名誉教授。経済学博士。元慶應義塾福澤研究センター所長。
2010年没。
目次
第Ⅰ部 慶應義塾
慶應義塾の命名
慶應義塾之記
中元祝酒之記
〔僕は学校の先生にあらず、生徒は僕の門人にあらず〕山口良蔵宛書簡
慶應義塾新議
慶應義塾の改革と維持
慶應義塾改革の議案
〔教育資本の拝借を願う〕大隈重信宛書簡
慶應義塾維持法案
〔膝を屈して無心するより廃塾を〕浜野定四郎宛書簡
漫言 私塾誤り証文之事
〔慶應義塾生徒徴兵免役に関する願書〕
一貫教育体制の確立
慶應義塾紀事
〔学事改革の旨を本塾の学生に告ぐ〕
演説事始め
〔演説事始め〕
三田演説第百回の記
教育の基本方針
物理学之要用
経世の学亦講究すべし
〔教育の目的は実業者を作るに在り〕
疑心と惑溺と
〔学問に凝る勿れ〕
社中への呼びかけ
〔教職員、編集局員への年頭の挨拶〕
明治十二年一月廿五日 慶應義塾新年発会之記
〔気品の泉源、智徳の模範〕
〔故緒方洪庵先生懐旧集の文〕
〔旧同窓の学友相会するの楽み〕
塾生に対する訓話
〔塾政の自治〕
〔人の権利は厘毫の軽重あるべからず〕
〔郷里への文通を勧告す〕
〔独立の大義〕
〔独立自由の主義〕
〔学問も亦唯人生百戯中の一〕
門下の早世を悼む
故社員の一言今尚精神
〔小幡仁三郎君記念碑誌稿〕
〔和田義郎君の死去に際し幼稚舎にて演説〕
〔和田義郎君墓誌〕
〔小泉信吉君を弔す〕
〔馬場辰猪君八周年祭追弔詞〕
第Ⅱ部 学問と教育
学問の独立
学者安心論
学問之独立
学者の志操と矜持
人の説を咎むべからざるの論
蘭学事始再版之序
〔学問上の私会なれば、大臣も平民も区別はあるべからず〕工学会と福澤先生
〔伊藤伯に尾して賤名を記すを好まず〕富田鉄之助宛書簡 二通
大槻磐水先生の誡語その子孫を輝かす
人生の楽事
教育論
〔教育論〕
文明教育論
徳育如何
徳育余論
体育の目的を忘るゝ勿れ
家庭教育
家庭習慣の教えを論ず
家庭の遊戯
読倫理教科書
専門教育
商学校を建るの主意
〔英吉利法律学校開校式の演説〕
後進生に望む
学校教育の独立
政事と教育と分離すべし
教育の方針変化の結果
教科書の編纂検定
社会教育
〔時事新報発兌の趣旨〕
時事新報第五千号
交詢社発会之演説
交詢社第十三回大会に於て演説
〔交詢社第十九回大会に於て演説〕
付録 修身要領
修身要領
解説(山内慶太)