信頼と裏切りの哲学
永守伸年:著
四六判 288ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-7664-2945-9 C3010
奥付の初版発行年月:2024年02月 / 発売日:2024年02月上旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-7664-2945-9 C3010
奥付の初版発行年月:2024年02月 / 発売日:2024年02月上旬
内容紹介
人はなぜ、裏切られても信じるのか――。
社会秩序の根源にあって、私たちの生活を支える「信頼」について
ホッブズ、ヒューム、カントらの哲学を手がかりに、
日常的な事例をもとに論じつくす。
著者プロフィール
永守伸年(ナガモリノブトシ)
1984年生まれ。京都市立芸術大学美術学部専任講師を経て、現在、立命館大学文学部准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は近世ヨーロッパの哲学のほか、信頼研究、現代倫理学、障害学など。著書に『カント 未成熟な人間のための思想――想像力の哲学』(慶應義塾大学出版会、2019年)、共著に『モラルサイコロジー――心と行動から探る倫理学』(春秋社、2016年)、『信頼を考える――リヴァイアサンから人工知能まで』(勁草書房、2018年)、『メタ倫理学の最前線』(勁草書房、2019年)。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序論 信頼の謎を掘り起こす
第1章 裏切りの誘惑に抗う――認知的信頼
第2章 善意のしるしと、裏切りの痛み――感情的信頼
第3章 制度とともに生きる――制度的信頼
第4章 裏切らない理由を求めて――信頼の多層構造
第5章 不信の力を見きわめる――自由と抵抗の拠点として
結論 信頼と裏切りの哲学