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苦悶する中央銀行

苦悶する中央銀行

四六判 176ページ
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-7664-2990-9 C0033
奥付の初版発行年月:2024年10月 / 発売日:2024年10月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

・金融政策の専門家かつインド中銀の総裁も務めたラジャンの最新作!
・いまや一般化しつつある非伝統的金融政策に放つ、鋭い批判。

現代の中央銀行は、様々な手法を駆使した非伝統的金融政策を行い経済の安定を図ってきた。しかし、インフレのコントロールに苦しみ、金融システムは不安定な状態である。中央銀行が本来の役割を越えて肥大化することに警鐘を鳴らす。

著者プロフィール

ラグラム・ラジャン(ラグラムラジャン)

シカゴ大学経営大学院教授(Eric J. Gleacher Distinguished Service Professor of Finance)。2013~16年にインドの中央銀行であるインド準備銀行の総裁を務めた。専門は金融論、銀行論。翻訳されている著作に『セイヴィング キャピタリズム』(ジンガレスとの共著、慶應義塾大学出版)、『フォールト・ラインズ』(新潮社)、『第三の支柱』(みすず書房)がある。

北村礼子(キタムラアヤコ)

慶應義塾大学文学部卒。翻訳家。訳書に『アメリカ70年代』(共訳、国書刊行会)などがある。

小林慶一郎(コバヤシケイイチロウ)

慶應義塾大学経済学部教授。98年にシカゴ大学Ph.D.(Economics). 著書に『時間の経済学』(ミネルヴァ書房)『日本の経済政策』(中公新書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに 金融政策とその意図せざる結果

第1章 闇の中の一歩:危機後の非伝統的金融政策

第2章 金融政策の波及効果の新たな見方:資本フロー、流動性、レバレッジ

第3章 国際金融ゲームの新しいルール

第4章 政治的圧力と意図せざる結果

第5章 過ぎたるは及ばざるが如し

解説 非伝統的金融政策は効いたのか (小林慶一郎)


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