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エーラース教授名誉学位授与記念講演集教会・基本権・公経済法

日本比較法研究所翻訳叢書76
教会・基本権・公経済法 エーラース教授名誉学位授与記念講演集

A5判 上製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-8057-0377-9 C3332
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 発売日:2017年03月下旬

内容紹介

2014年、その優れた学問的業績のみならず、日独の公法学研究の進展に多大な貢献をされたことを理由に、ドイツ国法学者協会元理事長・D.エーラース・ミュンスター大学教授に対し、中央大学名誉博士号が授与された。本書は、博士号授与記念講演(「ドイツにおける国家的共同体・宗教的共同体」、「国家行政に対する私人の情報請求権」、「ヨーロッパ連合における補助金規制」)を収録する他、同教授の主要研究領域より代表的な作品を選び(財産権の保護、憲法と行政法、国家教会法に関わる基本法140条の註釈)、訳出するものである。いずれも国内法・共同体法・国際法が複雑に交錯する分野であるが、今後の研究の端緒となるであろう。


目次

〈主要目次〉


第Ⅰ部 基本権 
第1章 基本権保護義務の環境保護にとっての意義について
第2章 配分参与権としての基本権,社会的基本権
第3章 基本権介入としての国家による警告, 価値評価, 批判
―国家の情報提供行為を通じた経済・意見誘導―
第4章 連邦憲法裁判所と間接的基本権介入のドグマーティク
―2002年6月26日のグリコール裁判とオ
ショー裁判について―
第5章 基本権ドグマーティクの転換点?
第Ⅱ部 環境法
第6章 環境法における自由と自主性
―より少ない規制によるより多くの環境保護?―

第7章 科学技術の発展に対する行政法による対処
第8章 資源利用料
―賦課金による環境保護の法的問題―
第9章 損害回避・リスク処理・資源管理
―環境法原則としての保護原則, 事前配
慮原則および持続可能性原則の関係に
ついて―
第Ⅲ部 国家組織 / 国際法 / 諸原則
第10章 改正できない憲法原理としての主権国家性
の原則
第11章 訴訟代理人の見地からのドイツ連邦憲法裁
判所のリスボン判決
―欧州における民主主義と主権について
の考察―
第12章 憲法を保護する憲法上の行為義務


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