日本比較法研究所翻訳叢書81
コーポレート・ガバナンス、その現下の課題 マティアス・カスパー教授講演集
A5判 並製
価格:1,430円 (消費税:130円)
ISBN978-4-8057-0382-3 C3332
奥付の初版発行年月:2018年11月 / 発売日:2018年11月下旬
価格:1,430円 (消費税:130円)
ISBN978-4-8057-0382-3 C3332
奥付の初版発行年月:2018年11月 / 発売日:2018年11月下旬
内容紹介
マティアス・カスパー教授は、ドイツ連邦財務省の金融立法にも携わる、ドイツにおけるイスラム金融の大家である。本書には、カスパー教授が、2016年度の中央大学とミュンスター大学との交流に際して行った三回の講演をおさめる。教授の研究の重点は三つの領域、資本市場法、会社法、イスラム金融であり、そこから各一つづつが配された趣となっている。業界に特有の法規制が一般事業会社に影響するかどうか、取引所の定める上場基準というソフトロー同士の競争がどのような帰結をもたらすかなど、イスラム金融に関心のある向きにはもちろん、上場会社に対する規制に関心の深いビジネスマンにも勧めたい内容となっている。
目次
<主要目次>
第一講演 金融機関のコーポレート・ガバナンス 小宮 靖毅 訳
第二講演 シャリーア監督委員会とシャリーア適合性審査
―ヨーロッパからみるコーポレート・ガバナンスとの関連― 山内 惟介 訳
第三講演 上場廃止の規制とコーポレート・ガバナンス
―取引所間競争で株主保護は影響をこうむるか、国の定める基準が必要か(競争か規制か)― 小宮 靖毅 訳