日本比較法研究所研究叢書82
医事刑法入門 学習と実務
A5判 並製
価格:3,410円 (消費税:310円)
ISBN978-4-8057-0383-0 C3332
奥付の初版発行年月:2019年02月 / 発売日:2019年02月下旬
価格:3,410円 (消費税:310円)
ISBN978-4-8057-0383-0 C3332
奥付の初版発行年月:2019年02月 / 発売日:2019年02月下旬
内容紹介
医事刑法の対象領域は、非常に幅広く、その全体を概観することは容易ではないが、本書は、ドイツにおける医事刑法の現況を正確かつコンパクトにまとめている。一般の読者を想定し、非常にリーダブルな筆致で書かれていることは本書の大きな魅力である。他方、臨死介助のような価値観が鋭く対立する問題については、その対立の淵源に遡った説明が加えられ、また、エンハンスメントやイメージング技術など最先端の問題領域についても言及するなど、多くの工夫が凝らされているのもうれしい。本書を読むことによって、読者は、ドイツ医事刑法の概要を知るとともに、彼我における文化的相違にもかかわらず多くの問題が日本でも共通していることを認識するであろう。
目次
<主要目次>
第1章 序
第2章 医的な治療侵襲
第3章 補説:安楽死の歴史について
第4章 臨死介助の権利-法的状況と現今の改正
第5章 臨死介助団体
第6章 妊娠中絶
第7章 胚の保護と幹細胞研究
第8章 臓器移植
第9章 医師の守秘義務
第10章 汚職と精算詐欺
第11章 新たな挑戦