日本比較法研究所翻訳叢書85
標と数の法文化 時間軸と空間軸から数を眺めよう
ベルンハルト・グロスフェルト:著, 山内 惟介:訳
A5判 302ページ 並製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8057-0386-1 C3332
奥付の初版発行年月:2020年09月 / 発売日:2020年09月中旬
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8057-0386-1 C3332
奥付の初版発行年月:2020年09月 / 発売日:2020年09月中旬
内容紹介
法を制定する場合(国会)も解釈する場合(裁判所)も、個々の意思決定が恣意的行為に陥らないようにするためには、当該行為を実施する基準の正当性と客観性が十分に担保されていなければならない。そうした基準は、概して判断主体の自由意思に基づく主体的行為とみられがちであるが、社会行動文法とも呼ばれるように、しつけや教育を通じて外部的に擦り込まれたものであって、判断主体が属する社会環境の強い影響下にある。この種の基準は、文字など抽象化された記号と図像など具体的な記号を用いて表現されている。記号と数に限定してこの種の社会行動文法の解明を意図した本書は実定法解釈に不可避の前提的知識を提供する有益な文献である。
著者プロフィール
山内 惟介(ヤマウチ コレスケ)
中央大学名誉教授
ミュンスター大学名誉法学博士
目次
第1章 記号
第2章 コンピューター
第3章 数
第4章 数と法
第5章 法典に現れた数
第6章 3
第7章 4
第8章 5
第9章 7
第10章 8
第11章 9/18
第12章 10
第13章 12
第14章 30
第15章 99
第16章 100
第17章 1,000
第18章 数の地位
第19章 数に対する疑問
第20章 法比較
第21章 むすび