源流からたどる翻訳法令用語の来歴
古田 裕清:著
四六判 166ページ 並製
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-8057-0732-6 C3032
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2015年12月上旬
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-8057-0732-6 C3032
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2015年12月上旬
内容紹介
日本の法令用語は多くが仏独の大陸法(ローマ法系)を継受して新造された翻訳語だが、昨今のグローバル化の流れの中で英語訳の必要性が高まっている。英語の法律用語はコモンローの伝統で培われてきたもので、日本法の英訳に際してはローマ法とコモンローという二つの異なる伝統が混線しないように注意を払う必要がある。本書はこのような注意点を様々な法令用語に関して詳らかにすると同時に、両伝統に共通する欧州的人間観と日本のそれとの違いにも注目し、日本社会に法の支配が定着しない原因も探る(ビジネスロージャーナル紙に掲載されたコラムを書籍化したもの)。
著者プロフィール
古田 裕清(フルタ ヒロキヨ)
中央大学法学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
〈主要目次〉
第1話 債権と債務
第2話 給付と履行
第3話 責任概念
第4話 義務と責任
第5話 善良なる管理者
第6話 信認 fiduciary
第7話 事務と業務
第8話 請求と請求権
第9話 過失
第10話 抵当
第11話 瑕疵
第12話 危険について
第13話 原始的不能と契約締結上の過失
第14話 無効・解除・取消・撤回
第15話 「約款」について
第16話 公正
第17話 公正について(2)
第18話 正当・不当・適当・過当
第19話 不正と違法
第20話 特権と特許
第21話 権原と権限
第22話 免除
第23話 原因と根拠
第24話 危害,侵害,損害
第25話 詐害行為
第26話 不当利得
第27話 倒産と破産
第28話 処分
第29話 利益と不利益
第30話 用益権