「憲法上の権利」の体系 権利構造論を手がかりに
斎藤 孝:著
A5判 328ページ 上製
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-8057-0739-5 C3032
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年03月中旬
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-8057-0739-5 C3032
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年03月中旬
内容紹介
憲法により国民に保障された「権利」(憲法上の権利)について、権利の規範構造論を手がかりに体系的に論じたものである。権利の規範構造論によると、「権利」とは権利の三要件〈担い手、名宛人、対象〉が憲法規範(規定)上満たされたものである。三要件が満たされない権利は「権能」に分類されるとする。憲法上の権利は、「権利」と「権能」そしてこの権能を求める権利(「権能への権利」)に三分される。この三要件のほかに、総則的権利と個別的権利、権利と原則規範、実体権と手続権、第一次的権利と第二次的権利、不作為権と作為権などの分類も「憲法上の権利」の体系論には必要であるとする。最後に権利の主体と性質についても論ずる。
著者プロフィール
斎藤 孝(サイトウ タカシ)
岐阜聖徳学園大学教育学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序(問題意識と論述手順)
第一章 権利の規範構造 ―権利命題の考察から―
第二章 総則的権利
第三章 個別的権利
終章 ―「憲法上の権利」の体系図―