日本比較法研究所研究叢書128
国際私法と隣接法分野の研究・続編
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-8057-0828-6 C3332
奥付の初版発行年月:2022年10月 / 発売日:2022年10月中旬
『国際私法と隣接法分野の研究』から10年数年間に公表した論文などを大幅に加筆修正。裁判の意見書をきっかけとした研究として、外国判決の承認執行における相互の保証要件・フィリピン人イスラム教徒の離婚事件・フィリピン残留邦人の就籍事件、立法作業への関与をきっかけとした研究として、国境を越えた子どもの移動・養子縁組あっせん法の体系的位置づけ・実親の熟慮期間、外国の雑誌などへの寄稿として、著作権の原始的帰属・外国会社の法的地位(英語)、職務発明の準拠法・日本の入管規制の歴史と隣接分野との関係(ドイツ語)、日本の主要な国際私法法令の英訳を含む。冒頭には、日本法を専門とするハラルド・バウム教授の序文も掲載。
奥田 安弘(オクダ ヤスヒロ)
中央大学法科大学院教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第1章 外国判決の承認執行における相互の保証要件
第2章 フィリピン人の離婚における人際法の適用
第3章 フィリピン残留邦人の就籍事件における法適用
第4章 国境を越えた子どもの移動と養子縁組あっせん
第5章 養子縁組あっせん法の体系的位置づけ
第6章 養子縁組における実親の熟慮期間 ―日独法の比較―
Chapter VII Initial Ownership of Copyright in a Cinematographic Work under Japanese Private International Law
Chapter VIII The Legal Status of Foreign Companies in Japan’s New Company Law
Kapitel IX Arbeitnehmererfindungen im Japanischen IPR
Kapitel X Japanisches Immigrationsrecht: historische Entwicklung und einige gegenwärtige Probleme in den Beziehungen zu benachbarten Rechtsgebieten