中央大学学術図書96
岩倉使節団と銀行破産事件
菅原 彬州:著
A5判 上製
価格:3,410円 (消費税:310円)
ISBN978-4-8057-1157-6 C3031
奥付の初版発行年月:2018年10月 / 発売日:2018年10月下旬
価格:3,410円 (消費税:310円)
ISBN978-4-8057-1157-6 C3031
奥付の初版発行年月:2018年10月 / 発売日:2018年10月下旬
内容紹介
明治5年秋、ロンドンの銀行破産で多額の預金を失った岩倉使節団と欧米の日本人たち。岩倉・木戸・大久保らの団員たちや留学生たちは急場を拝借金で凌いだが、その返済をめぐって大蔵省と正院はどんな遣り取りを行い、最終的にどのような処理となったのか、長州人南貞助の甘言に乗せられ預けた公私の預金額・損失額はどのくらいか、また破産した銀行はどんな営業をしていた銀行だったのかなど、太政類典や関係者の回想録の史料よりその実態を究明した研究書。
著者プロフィール
菅原 彬州(スガワラ モリクニ)
中央大学名誉教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
<主要目次>
第1章 南貞助の自叙伝 『宏徳院御略歴』
第2章 アメリカン・ジョイント・ナショナル・エージェンシー
第3章 拝借金と預金損失処分(その一)
第4章 拝借金と預金損失処分(その二)
第5章 拝借金と預金損失処分(その三)
第6章 ボールズ兄弟商会の経営状況
第7章 ボールズ兄弟商会債権者の取調始末