中央大学社会科学研究所研究叢書36
現代社会の信頼感 国際比較研究(Ⅱ)
A5判 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-1337-2 C3336
奥付の初版発行年月:2018年03月 / 発売日:2018年03月上旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-1337-2 C3336
奥付の初版発行年月:2018年03月 / 発売日:2018年03月上旬
内容紹介
変動を続ける現代のグローバル化社会において,各国の信頼感の変化をどのように問題化するべきか。社会学のみならず,データ科学・社会心理学・国際関係論のアプローチから,信頼感の国際比較について実証的・方法論的に問う。21世紀の社会科学にとって最も重要な鍵概念とも言える信頼について,国際比較のデータに基づく実証研究と,方法論的な問題提起を行う本書は,社会学のみならず,
隣接科学の研究者にとって重要な知見を含む研究書である。
著者プロフィール
佐々木 正道(ささき まさみち)
中央大学社会科学研究所客員研究員、元中央大学教授、兵庫教育大学名誉教授
吉野 諒三(ヨシノ リョウゾウ)
中央大学社会科学研究所客員研究員、統計数理研究所教授
矢野 善郎(やの よしろう)
中央大学社会科学研究所研究員、中央大学教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
<主要目次>
第1章 信頼感の国際比較研究──大都市(上海、ソウル、東京)の比較を通して── 佐々木 正道
第2章 グローバル・ガバナンスと「信頼感」 倉本 由紀子
第3章 諸国の人々の信頼感──データの科学からのアプローチ── 吉野 諒三
第4章 信頼とその関連価値群 石川 晃弘
第5章 信頼の合理化の行方――ジンメルとヴェーバーの古典的パラダイムからの投射── 矢野 善郎
第6章 信頼の構成要素──人間性への信頼と遵法行動への信頼── 安野 智子