中央大学社会科学研究所研究叢書43
グローバリゼーションへの抵抗 中央大学=エクス・マルセイユ大学交流40周年記念シンポジウム
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-8057-1345-7 C3336
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年04月上旬
中央大学とフランスのエクス・マルセイユ大学との交流40周年記念シンポジウムの成果報告集。シンポジウム・テーマは「グローバリゼーションへの抵抗」。グローバリゼーションは、一方で人、物、資本、情報の国境を越えた自由な移動を促進し私たちの生活を豊かにしてきたが、他方で資本の独占的集中をもたらし、社会的・経済的不平等を拡大し、地球環境を悪化させ、特定の文化の支配的傾向を強めてきた。シンポジウムは、このようなグローバリゼーションへの「抵抗」に焦点をあて、「抵抗」が家族法、企業法、環境法、国際法、法の支配の分野でどのように生じ、どのような課題がみいだされるかを、5人の報告者と5人のコメンテータが議論する。
西海 真樹(ニシウミ マキ)
中央大学法学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
Ⅰ 和文編
[第1報告] グローバリゼーションへの抵抗 ―家族法を例として―
[第2報告] 過度のグローバリゼーションに抵抗する会社のガバナンス・モデルに向けて
[第3報告] 環境保護のグローバリゼーションにおけるEUの役割 ―影響と抵抗のはざまで―
[第4報告] 国際の平和と安全の分野におけるグローバリゼーションへの抵抗
[第5報告] 法の支配のグローバル化に向けて? ―勝負の終わり…―
Ⅱ 欧文編
[Premier rapport] Les résistances à la mondialisation:lʼexemple du droit de la famille
[Deuxième rapport] Vers un modèle de gouvernance des sociétés résistant aux excès de la mondialisation
[Troisième rapport] Le rôle de lʼUnion européenne dans la mondialisation de la protection de lʼenvironnement:
entre influence et résistance
[Quatrième rapport] Les résistances à la mondialisation dans le domaine de la paix et de la sécurité internationales
[Cinquième rapport] Vers un État de droit mondialisé ? fin de partie …