中央大学政策文化研究所研究叢書21
中央ユーラシアへの現代的視座
梅村 坦:編著
A5判 上製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-8057-1420-1 C3336
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 発売日:2016年03月下旬
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-8057-1420-1 C3336
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 発売日:2016年03月下旬
内容紹介
中央ユーラシアの内部視線から3篇、外部視線から2篇、内部・外部通じた視線から1篇の論考を、比較的包括的なテーマ設定のものと個別テーマのものの順に配列した。掲載順に、論点を紹介する。仏教と接点をもったイスラーム神秘主義は如何にしてインドに広がったか? 欧州の宗教改革とイスラーム世界の関係は? 中国は新疆の歴史をどのように再編しようとするのか? 新疆ウイグル自治区で漢語を教育する手段の導入プロセスは? 現代ゾロアスター教徒のアイデンティティはどこに? 東京とドナウ湿原にみる地域住民参加のかたちとは?
著者プロフィール
梅村 坦(ウメムラ ヒロシ)
中央大学総合政策学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
〈主要目次〉
第1章 仏教とイスラームの連続と非連続
―多神教徒との共存可能性をインドのスーフィズム思想に探る― 保坂 俊司
第2章 西ユーラシアにおける初期近代の展開
―イスラーム世界とヨーロッパ― 田中 努
第3章 中国新疆における清代回部王公の現代 新免 康
第4章 新疆における少数民族漢語普及教育政策の成立
―HSKという検定試験の導入をめぐって―― 王 瓊
第5章 さまようアイデンティティ
―パールシーのコミュニティ維持対策とその課題― 香月 法子
第6章 ユーラシアの東西における環境政策への取り組み
―政策決定メカニズムにおける地域社会の役割と住民― 塩谷 真梨