中央大学文化総合研究所研究叢書25
東京二都物語 郊外から都心の時代へ
細野 助博:編著
A5判 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-1424-9 C3336
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年04月上旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-1424-9 C3336
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年04月上旬
内容紹介
地域活性化や行政問題に関心を持つ読者へ「地域づくり実践」への道案内をすることを執筆目的とする。本書は三部で構成される。第1部は、地域の人口と産業を縦軸に、人口減少、高齢化、男女共同参画、地域間競争を横軸に、現代日本の姿を具体的データと分析を通じて「分析的物語」として、日本の地域社会の現状と将来を活写する。この基本的モチーフを、第2部で東京都の現状と将来を23区と多摩地域をディケンズの『二都物語』に対応させて、それぞれの地域再生への胎動とそこに潜むリスクをデータとその分析結果に語らせながら具体的に記述してゆく。第3部で、多摩地域の再生に向けていくつかの分析事例や実践的事例を紹介する。
著者プロフィール
細野 助博(ホソノ スケヒロ)
中央大学総合政策学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
<主要目次>
第Ⅰ部 地方創生物語
第1章 あらすじから始まる地方創生
第2章 ジェンダーギャップ固定化
第3章 地域経済と人口ダイナミクス
第Ⅱ部 東京二都物語
第4章 郊外時代の終焉
第5章 時間距離の相互作用
第6章 ダイナミックな都心、スタティックな多摩
第7章 地価を二極化する人口
第Ⅲ部 多摩活性化にむけての各論
第8章 GISで描く東京大都市圏の郊外地域の変容
第9章 産官学の広域連携で実践する人材育成
第10章 多摩地域の産業構造と相互依存