中央大学政策文化総合研究所研究叢書30
ユーラシアにおける移動・交流と社会・文化変容
新免 康:編著
A5判 322ページ 上製
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-8057-1429-4 C3336
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月上旬
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-8057-1429-4 C3336
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月上旬
内容紹介
ユーラシアの変動の底流を読む。政治情勢の変化を視野に置きつつ、前近代から現代へと至るユーラシアの諸国家・地域――東南アジア、ロシア、中国、中央アジアにおけるさまざまな移動・交流による地域間・民族間関係と、それにともなう各地域の社会・文化変容の内実に、7篇の論考から多角的にアプローチする。とくに、ロシア・ソ連と中国という2大勢力の狭間にありながら, 多民族が居住し、さまざまなレベルと規模の移動・移住が繰り返されてきた歴史の磁場であるユーラシア中央部の地域に重点を置いて検討。
著者プロフィール
新免 康(シンメン ヤスシ)
中央大学文学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第Ⅰ部 現代における政治情勢と社会変動
第1章 内戦と文化政策
第2章 中国―中央アジア関係にみる安全保障―製剤開発のネクサス
第3章 上海の老猫と尺八の青年
第Ⅱ部 近代における移動・交流と社会・文化変容
第4章 小説の中の白系ロシア人と日本人との結婚
第5章 極東と新疆へのテュルク・タタール系移住者による1920~40年代の教科書出版
第Ⅲ部 政治と文化の歴史的諸相
第6章 新疆ホタンにおける清軍の到来と有力者の対応
第7章 中国新疆のイリ地域におけるウイグル族の「歴史歌謡」について