中央大学学術図書102
日本の戦争財政 日中戦争・アジア太平洋戦争の財政分析
関野 満夫:著
A5判 276ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8057-2187-2 C3033
奥付の初版発行年月:2021年07月 / 発売日:2021年07月下旬
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8057-2187-2 C3033
奥付の初版発行年月:2021年07月 / 発売日:2021年07月下旬
内容紹介
日中戦争・太平洋戦争を遂行した日本の戦争財政の実態を総合的に解明する。英米独と日本の戦争財政の比較、臨時軍事費特別会計・一般会計による戦争軍事支出の内容と問題点、戦時期の経済成長と国民所得の動向、戦時経済での国民消費支出の縮小、所得税・消費課税の大増税と国民負担、軍需景気と法人税負担の実際、戦費調達の8割を担った膨大な戦時国債の発行消化の状況、戦時期における国民への貯蓄強制の実態などを財政・経済資料を基に実証的に明らかにする。また、敗戦直後の経済危機・財政危機の中で超インフレ過程と大増税による国民負担を伴いながら、膨大な戦時国債残高の財政負担が実質的に解消されていった経緯も具体的に解明する。
著者プロフィール
関野 満夫(セキノ ミツオ)
中央大学経済学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第1章 第2次世界大戦期の戦争財政
第2章 日本の戦争財政と軍事支出
第3章 戦時期日本の経済成長・国民所得と資金動員
第4章 日本の戦争財政と租税(1)
第5章 日本の戦争財政と租税(2)
第6章 日本の戦費調達と国債
第7章 戦争財政の後始末