中央大学経済研究所研究叢書70
世界から見た中国経済の転換
A5判 上製
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-8057-2264-0 C3033
奥付の初版発行年月:2017年10月 / 発売日:2017年11月上旬
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-8057-2264-0 C3033
奥付の初版発行年月:2017年10月 / 発売日:2017年11月上旬
内容紹介
内外経済環境の変化によって、中国経済は転換期を迎えている。中国は、いわゆる「新常態」への
移行を目指しているが、その成否は世界的な関心事といってよい。
そこで本書は、まずはこの転換期において中国自身が抱える問題を金融経済面、貿易面、消費者
行動について分析。次に、アジア経済統合との関係、EUとの通商関係、人民元のアジア通貨化、
韓中経済関係というように、特定地域・国との関係へと論点を広げている。最後は、日中における観光産業の振興、インドの経済格差問題を取り上げることによって、中国への示唆を導くなど、「転換期の
中国経済」の現状と展望について広角的に論じた叢書である。
著者プロフィール
中條 誠一(ナカジョウ セイイチ)
中央大学経済学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
<主要目次>
第1章 中国経済・新常態の対外不均衡-高貯蓄・高流動性経済の矛盾-
第2章 中国の付加価値貿易と産業構造
第3章 中国における経済転換の課題-家計消費を焦点として-
第4章 東アジア経済統合と中国経済
第5章 EUの対中国通商政策と中国の対応
-これまでの展開と若干の展望-
第6章 真の人民元の国際化とアジア通貨システムの行方
第7章 転換期を迎えた韓中経済-相互補完関係は持続可能か-
第8章 地方創生の観光産業-日本と中国-
第9章 インドにおける家計消費支出の地域格差:その実態と要因