中央大学経済研究所研究叢書76
トランプ時代の世界経済
吉見 太洋:編
A5判 280ページ 上製
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-8057-2270-1 C3033
奥付の初版発行年月:2020年11月 / 発売日:2020年11月中旬
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-8057-2270-1 C3033
奥付の初版発行年月:2020年11月 / 発売日:2020年11月中旬
内容紹介
2017年1月のトランプ政権誕生をきっかけに,世界では保護主義と自国第一主義が台頭した。本書は,こうしたトランプ政権誕生以降の世界経済の理解に向け,中央大学経済研究所のメンバーを中心に執筆された,10編の論文をとりまとめたものである。グローバリズムの変容,欧州や中東地域の反応,国際収支への影響,労働市場への波及など,多角的な観点から,トランプ政権誕生が世界経済に与えた影響を検証する。トランプ政権誕生がもたらした,世界経済のパラダイムシフトを理解するための一助として頂きたい。
著者プロフィール
吉見 太洋(ヨシミ タイヨウ)
中央大学経済学部准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第Ⅰ部 グローバリズムと地域経済協力
第1章 トランプ時代の経済システム
第2章 グローバル化の後退と日本経済の課題
第3章 TPPと日米中の経済協力の課題
第Ⅱ部 米国の通商政策と世界経済
第4章 トランプ=習近平時代の世界経済とEU の通商政策
第5章 覇権システムから見る米中対立
第6章 米国による対イラン経済制裁の経済的影響
第7章 米国の通商政策の起源と中央政府の財源構築
第Ⅲ部 国際収支と国内経済へのインプリケーション
第8章 トランプ時代の国際収支と為替相場の決定要因
第9章 中国経済における部門別ISバランスの変化
第10章 貿易と労働に関する最近の研究:Helpman et al. (2010) モデル