中央大学経済研究所研究叢書81
中国政治経済の構造的転換Ⅲ
谷口 洋志:編著
A5判 178ページ 上製
価格:2,310円 (消費税:210円)
ISBN978-4-8057-2275-6 C3033
奥付の初版発行年月:2023年08月 / 発売日:2023年08月下旬
価格:2,310円 (消費税:210円)
ISBN978-4-8057-2275-6 C3033
奥付の初版発行年月:2023年08月 / 発売日:2023年08月下旬
内容紹介
中国政治経済の構造的転換の第3弾。前半では、日本の対中ODA、中国経済と世界経済の相互依存関係、中国の対ASEAN関係に焦点を当て、中国経済と日本経済・ASEAN経済・世界経済の相互依存関係の歴史と実態を詳細に分析した。後半では、中国経済の構造的転換の現状を環境・金融・労働の観点から分析した。環境では、グリーンボンド市場をマルチステークホルダーの理論から、金融では、中国の高い家計貯蓄率をライフ・サイクル仮説と遺産動機の観点からそれぞれ分析した。労働では、インフォーマル就労の実態に迫り、多層的保障の必要性を論じた。
著者プロフィール
谷口 洋志(タニグチ ヨウジ)
中央大学名誉教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第Ⅰ部 中国経済と世界経済の相互依存
第1章 Japan’s ODA to China: The Retrospect and the Prospect from the Perspective of Important Historical Node for China-Japan Relations
第2章 世界経済と日本経済の中国依存をどのように理解するか
第3章 アジアのサプライチェーン再編の動向 ―中国からASEANへの生産シフトを中心に―
第Ⅱ部 中国経済の構造的転換 ―理論と実践
第4章 グリーンボンド市場と中国経済社会のアウトサイド・ステークホルダー
第5章 中国の家計貯蓄率の動向について
第6章 中国におけるインフォーマル就労と「多層的保障」の構築