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価値創造と分散型市場設計

中央大学企業研究所研究叢書42
価値創造と分散型市場設計

有賀 裕二:編著
A5判 514ページ 上製
価格:6,710円 (消費税:610円)
ISBN978-4-8057-3241-0 C3033
奥付の初版発行年月:2020年07月 / 発売日:2020年08月上旬

内容紹介

AI技術は社会経済システムの基盤に浸透し「価値創造」もAI技術との共創の過程に入った。経済のランドスケープを処理速度の観点から見ると、超高速取引と低速取引、記号処理と非記号処理などを主軸にすることがわかる。またAI技術はブロックチェーン技術を介して分散型ネットワークを形成する。これらの特徴に鑑み、本書の編別構成は、「AI経済学とAI市場設計」、「サービス科学と価値創造」、「ネットワーク分析と分散型市場設計」、「社会経済システムの進化論的分析と計算機科学」の四部からなる。本書の執筆者の多くは留学生を対象に行った大学院英語講義の担当者であり、第一線で活躍する執筆者による講義風の論文集となっている。

著者プロフィール

有賀 裕二(アルカ ユウジ)

中央大学名誉教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 IoT/AI時代の分散型市場設計
第1章 金融市場における人工知能技術の現状と課題
第2章 金融時系列の性質とU-Mart実験
第3章 人工市場研究シミュレータのデフォルトセット
第4章 人工先物市場における取引エージェント
第5章 市場の生成と人工市場実験
第6章 奇跡とゼロサムゲーム
第7章 サービスデザインに関する活動とイノベーション
第8章 サービスサイエンスのための社会シミュレーション
第9章 エージェントベースシミュレーションによるサプライチェーン分析
第10章 eスポーツのビジネスモデル
第11章 AI時代の学びの課題
第12章 企業サイズの分布と成長
第13章 実体経済ネットワーク上での外生的ショックの波及シミュレーション
第14章 ブロックチェーンと機械学習がもたらす金融取引ネットワークの変革
第15章 投資SNSの大規模構造とサブ・ネットワーク
第16章 経済物理学から計算社会科学へ
第17章 知識科学・進化経済学におけるTacit Knowing
第18章 社会ジレンマ計量のための数理的枠組み
第19章 RMTテスト


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