<中央大学学術図書 70>
王正廷回顧録 Looking Back and Looking Forward
服部龍二 :編
菊判 208ページ
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-8057-4143-6 C3024
奥付の初版発行年月:2008年08月 / 発売日:2008年08月上旬
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-8057-4143-6 C3024
奥付の初版発行年月:2008年08月 / 発売日:2008年08月上旬
内容紹介
中国の有力な外交官だった王正廷は、1920年代から1930年代初頭にかけて外交総長や外交部長を歴任し、日中戦争の初期には駐米大使を務めた。本書は、Looking Back and Looking Forwardと題された英文回顧録を全文翻刻するものである。回顧録で王正廷は、辛亥革命、パリ講和会議、山東問題、北伐、中国国権回収運動、日中戦争などを論じている。その記述は外交関係に限らず出生から冷戦にまでおよぶ。のみならず、天津や湖南における教育、さらにはアメリカ留学を通じての文化交流などを知るうえでも、回顧録は有益となろう。中国の宗教や社会について多くの紙幅が割かれていることも特徴である。