中央大学学術図書105
ロトルー作品集
橋本 能:訳
四六判 724ページ 上製
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-8057-5184-8 C3098
奥付の初版発行年月:2024年07月 / 発売日:2024年07月中旬
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-8057-5184-8 C3098
奥付の初版発行年月:2024年07月 / 発売日:2024年07月中旬
内容紹介
ロトルーは、フランス十七世紀のバロック演劇を代表する作家の一人である。この時代の演劇は、コルネイユ、ラシーヌ、モリエールの三大作家に代表される古典主義演劇の時代と言われることが多い。しかし、古典主義演劇が成立する以前にも多くの劇作品が存在し、今日ではバロック演劇と呼ばれる。フランス十七世紀演劇を総体として捉える上で、併せて考えることは必要である。中でもジャン・ロトルーはバロックの劇作家として、フランス十七世紀演劇を論じるにあたって欠かせない存在である。本書はその作品5編を訳出し、巻頭に作者の生涯と全作品を紹介する「解説」を、各作品の冒頭にバロック演劇としての特徴に触れた「解題」を付した。
著者プロフィール
橋本 能(ハシモト ノウ)
中央大学名誉教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
ロトルーとバロック演劇
『物忘れの指輪』五幕韻文喜劇(一六三五年刊)
『美しきアルフレード』五幕韻文喜劇(一六三九年刊)
『迫害されるロール』五幕韻文悲喜劇(一六三九年刊)
『妹』五幕韻文喜劇(一六四七年刊)
『コスロエス』五幕韻文悲劇(一六四九年刊)