読書する知性 「本づくり」演習成果
中央大学文学部:編
四六判 240ページ 並製
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-8057-5232-6 C1095
奥付の初版発行年月:2021年10月 / 発売日:2021年10月中旬
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-8057-5232-6 C1095
奥付の初版発行年月:2021年10月 / 発売日:2021年10月中旬
内容紹介
20歳の頃、あなたは、どんな本を読んでいただろうか?ドストエフスキー、村上春樹?それとも太宰治?文学、歴史、社会、哲学などの魅力に否応なく惹き込まれ研究を生業にしてしまった者たち。底無しの「学問沼」に引き摺り込まれ、今は知の達人になってしまった11人が、それぞれの沼から、皆さんに呼びかける途轍もない本。20歳の頃、こんな本を読み、これほど心を震わせ、最終的に今の研究にのめりこんでいったと赤裸々に語る告白の書。教員と大学生が、同じ地点に立ち、一年かけて試行錯誤しながら一緒に授業を創造していった。最後は、比類のない本書を創り出した。学問、読書、本、出会いに少しでも興味がある人には、必読である。
目次
まえがき
きっかけは授業
自国史を超えた歴史教育
二0歳前後にどんな本を読んだか ―書物と人々の記憶―
本を持って、旅に出よう
私の読書遍歴 ―本の楽しみを求めて―
ふたたびそれは還らずとも
読者としての私
意識、<私>、他者から、断絶へ
岩波的昭和的教養と情報資本主義
誰が「真実」を知っているのか:ラクロ『危険な関係』
近代小説を読みまくる
座談会
あとがき